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第7章-10

エリスは風の巨大な竜巻や刃の魔法を、連続で繰り出す。


エリス

「やー!」


しかし、レテの闇魔法が当たると、

その風魔法はかき消される。


レテ

(こいつはどうせ風魔法の力押し・・・)

(魔力だけの魔法バカなのは明白・・・!)


エリス

「もー!」

「魔法を消してきてすごくいやですわ!」

「闇魔法って嫌い!」


レテ

「ふん・・・」

「じゃあ・・・」

「その嫌いな闇魔法で殺してあげる!


レテ

(そうは言っても・・・)

(この女の風魔法は強大ね・・・)

(闇魔法でかき消すにも、こちらの魔力の消費が激しい)


エリス

(風魔法の威力だけでは倒せない・・・)

(こうなったら・・・)

エリスは3方向に同時に風魔法を放つ


レテ

(ふん・・・3つで撹乱ってわけね・・・)

(でも攻撃は単調・・・)

「消すまでもないわ!」

レテは3つどれも避け、迎撃に入る


アスナ

(まずい・・・)

しかしダメージで立てないアスナ


レテ

「死になさい!使えない人形ちゃん!」


アスナ

「エリス!」


エリス

「・・・!」

一瞬目が見開かれるエリス


次の瞬間ー


ズザァァン!!!

突然、レテの背中が切り裂かれる!


レテ

「がっ・・・!?」

(何・・・?)


アスナ

「な・・・!?」

エリスは強い目でレテを見つめる

ーーー

レテ

「そ・・・そんな・・・」

(背後からの斬撃・・・ですって・・・?)


エリス

(なんとか・・・うまくいきましたわ・・・)


アスナ

「すごい・・・!」


アスナはエリスの攻撃を回想した。


ーーー

先に放っていた3つの風魔法の2つをぶつけ、”風の道”をレテに向けて作る

・その風の道に残りの1つの風の斬撃を当てる

・その風の道に導かれ、風の斬撃が飛んでいく

・攻撃で敵の死角から風の刃を命中させる

ーーー

レテ

「ば・・・ばかな・・・」

倒れるレテ


アスナが駆け寄る

アスナ

「エリス!大丈夫!?」


エリス

「っ・・・!」

「ええ・・・なんとか・・・!」

戦いの疲労から、膝をつくエリス。


不安そうにアスナが尋ねる


アスナ

「わ・・・」

「私が誰か・・・」

「分かる・・・?」


エリスは小さく笑う


エリス

「もちろん・・・」

「あんなにうるさいのは・・・」

「アスナしかいませんもの・・・!」


アスナの瞳が揺れる


アスナ

「・・・もう・・・」

「ばか・・・!」

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