第7章-4
ちょうどその頃、里の外れの広場。
大勢集まった若い戦士たちが話していた。
スバル
「このままでは我が一族はただ滅ぼされる・・・」
「今夜、全員で闇の一族に最後の攻撃をしかける!」
「明日の降臨祭、おれたちが”里の光”になるんだ!!」
「奪われるだけの日々は・・・もう終わりだ!」
他の光の一族
「おおおおおおお!!」
アサヒ
「けど、いいのかよスバル・・・」
「アマツ様は・・・」
スバル
「ああ」
「母さんの言ってることは正しいけど・・・」
「もう・・・そのために母さんみんなも・・・」
「くだらないこの里や一族なんかのために、これ以上生きてほしくない」
ーー
スバルの回想
スバルは眼鏡の少年・兄のアサヒと話していた。
スバル
「ねえ兄さん・・・」
「なんでおれたちの一族は・・・」
「こんなに虐げられてるのに立ち向かわないんだよ・・・」
アサヒ
「スバル・・・」
アサヒはスバルの頭を撫でた。
アサヒ
「おれたちの一族は、ずっと・・・」
「”ある戦士”を待ってる」
スバル
「ある・・・戦士?」
アサヒ
「ああ・・・」
「その戦士のために、”光を紡ぐ”・・・」
「それがおれが成さないといけないことだ」
スバルは不思議な顔をする。
スバル
「どういうこと?」
アサヒ
「要するに・・・」
「その戦士が立ち上がるのを、一族同士が協力して生き延びて待つ」
「そして、来るときに光の戦士の支えとなる」
「それがおれたちの使命だ」
スバル
「使命・・・?」
アサヒ
「今、里長のヒカリ様もいない中、闇の一族と戦っておれたちが全滅してしまったら・・・」
「おれたちの一族はダメなんだよ」
スバル
「ふーん・・・」
「でもそんな・・・ただ耐え忍ぶだなんて・・・」
アサヒはまた、そっとスバルの頭を撫でた。
アサヒ
「はは、まあスバルもいつか分かるよ」
「大丈夫、おれがお前を守ってやるからさ!」
スバル
「兄さん・・・」
しばらくしてー
スバルの開いていた戦士たちの集会がバレてしまう。
頭を踏みつけられるスバル
スバル
「ぐっ・・・!」
闇の一族、クランとは別の大柄なマントの男
「貴様らには・・・」
「反乱の意志が感じられるな・・・」
他の戦士たち
「スバル!」
マントの男が力を入れる。
ミシミシとスバルの身体が悲鳴を上げる。
スバル
「ぐああああ!!」
マントの男
「仕方がない・・・」
「平和的に行きたかったが、貴様らの反乱の意志が確認できた以上・・・」
「こいつは殺すとしよう!」
他の戦士たち
「まっ・・・待ってくれ!」
「スバル!」
マントの男
「死ねー」
足に力を入れようとした瞬間。
その瞬間、声が響く。
「待て!」
マントの男
「あん?」
声の方を向く。
スバル
「兄さん!」
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