第7章-3
その頃、光の一族の里。
夕暮れから夜に近づく時間帯。
空が暗いその里でも、日が落ちてきたことは明らかに感じ取れる。
カイが剣を直している間、闇の一族への対抗手段を検討するため、情報収集中のアスナ・ヒュウ。
アスナ
「聞き込みしてきたけど・・・」
「ダメね、使えそうな情報はさっぱり・・・」
「あれ、エリスは?」
ヒュウ
「集合時間か場所を間違えてんのか?」
アスナ
「あり得るわね・・・」
そこに、里の者が駆け込んでくる。
里の者
「おい!あんたたち!」
アスナ
「?」
里の者
「あんたたち!」
「あれだろ?今日里に来たソトモノってのは!」
ヒュウはデフォルトでソトモノ呼びなことが一瞬気になったが、
その里の者の血相がそれ以上に目についた。
ヒュウ
「そうだが、どうした?」
里の者
「大変なんだよ!」
「あんた達の仲間の色の白い女の子!」
「あの子がうちの道具屋に来て、ペットのイグアナと1時間くらいしゃべってて・・・」
アスナ
(エリス・・・全然聞き込みしてなかったのね・・・)
里の者
「それで何も買わずに店を出たあと!
「姿が消えちまったんだ!」
アスナ・ヒュウ
「!?」
里の者
「それで、びっくりして外に出たらこの置手紙が・・・」
アスナとヒュウはそこに書いてある文字を見た。
ーーー
外界の者たちよ。
この女はいただいた。
貴様らは、我々の獲物として招待しよう。
この女を助けたくば、城まで来るがよい
ーーー
その頃、闇の一族が巣食う「光の一族の城」ー
闇の一族5人衆:No1 “エアスター”・クラン
(白髪で長身、漆黒の服をまとった男)
クラン
「ベインを撃破した外界の者たち・・・」
「ターゲットは4人・・・」
「闇の一族5人衆・・・」
「我々の獲物にしてくれよう・・・!」
「さあ、この女を取り返しにくるがいい・・・」
「ふふ・・・・ふはははは!」
ーーー
アスナ
「エリス・・・!」
ヒュウ
「闇の一族の城・・・」
「確実に罠だろうが・・・」
「迷ってる時間もなさそうだな」
アスナ
「ええ・・・!」
(待っててね・・・エリス・・・)
(どうか無事で・・・)
ヒュウはキセルを咥えた。
ヒュウ
(カイを呼びに行く時間もねえか・・・)
(この前の頭突きはたまたまうまくいったが、剣が直らねえことには、戦闘にも出すのはリスクか・・・)
ヒュウ
「速攻で城に侵入して、早くエリスを救い出すぞ!」
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