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09降格処分


 「――以上のことから”太陽の戦乙女”はCランクへ降格とする」


 静まり返るギルド。

 ざわめきが、遅れて広がる。


 度重なっていた依頼の失敗に、

 宿舎での乱闘騒動、

 仕舞にはギルドの修練所にて本気の殺し合い。


 かつてSランク目前といわれていたパーティー”太陽の戦乙女”は 素行不良のため、

 Bランクではなく、Cランクへと降格処分となった。


 「あーあ、やっちゃったわねぇ」


 アンジェラが頭の後ろで手を組みながら笑う。


 「笑い事じゃないですよ……」


 エリザがため息をつく。


 「でもまぁ、結局、丸くおさまったからいいじゃないか」


 ライカがニッと笑う。


 「……評価はボロボロだけどねー」


 ビルナが苦笑する。


 そして。

 視線が、一人――ディストに集まる。


 「で、あんたは?」


 アンジェラが聞く。


 「あんたさえ良ければ……

 アタシはあんたをもう一度スカウトしたい。

 ……あんたと、もう一度冒険がしたい!」


 アンジェラの藍色の瞳が、ディストの瞳を見つめる。


 「いや……僕から言わせてほしいんだ。

 アンジェラ……僕を君のパーティーに入れてほしい!

 君の冒険に僕を連れて行ってほしいんだ!」


 それは真摯な声だった。

 決意に満ちた力強い声だった。


 「ふふっ……じゃあ、決まりね!」


 アンジェラは満足そうに微笑んだ。

 その微笑みに応えるように、ディストも微笑む。

 

 「さぁ!行くわよ!みんな!」


 アンジェラが仲間達に呼びかける。


 「どこへです?」


 早速ギルドを飛び出していこうとするアンジェラに、

 エリザが問いかける。


 「決まってるでしょ」


 振り返る。

 その顔は、いつもの笑顔だった。


 「お昼ご飯!」


 アンジェラの腹の虫が鳴いた。

 皆が笑った。


 ”太陽の戦乙女”、再出発!


 誰かがそう言った気がした。


 太陽は、また昇る。

 そう信じている。

酔った勢いでやりきったぁああああ!!!

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