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朝起きたらスーパー〇〇〇人になっていた件について  作者: 如月


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16/25

第16話 決意

あの逃走劇から2週間後、恵一は四国にいた。


なぜ四国にいるのか?

まずはその経緯をざっと説明しよう。


あの日警察に追われてラブホテルに身を隠し、ベッドで眠りについた恵一だったが、その後夜中に目を覚ました。

そしてふとこんなことを考えた。


『どういうわけかわからないが、警察はこちらの動きを確実に把握していて捜査範囲を広げている。このまま東北方面を逃げ続けるのはまずいだろう。幸い今は夜中だし、雨も降っている。ここは一度飛んで、警察の想定外の場所へ移動してしまうのが得策なのではないか?』


そう思い立った恵一はラブホテルをチェックアウトすると、辺りに誰もいないことを確認し飛び去った。


どこへ行こうかは特に考えていなかったが、本州を太平洋沿いに南下し、そのまま海岸線を目安に西を目指した。

やはり夜中とはいえ首都圏、名古屋、大阪、京都などの大都市部は、上空からでもその明るさでここがどこなのか十分に確認することが出来た。


その関西圏に入った所で、海にかかるデカい橋が見えてきたのだ。

明石海峡大橋だ。

これを見て恵一はふと思った。


『本州にいるよりも四国の方が安全なのではないだろうか?』


まさか東北にいた恵一がいきなり四国までやってきているとは警察も思うまい。

特に根拠もないが、なんとなく本州にいるより安全と感じたのだ。


そして現在に至る。


恵一の目論見通り、四国にきてからは今の所警察に追い回されたことは一度もない。

東北での経験を活かし、防犯カメラには細心の注意を払ってきたというのも大きいかもしれない。


夜に飛んで移動し、山奥や離島にテントを張って暮らすことで、なんとか静かな暮らしを手に入れていた。

しかしそれとは裏腹に、日に日に目減りしていく貯金と、長きにわたる逃亡生活で恵一の心は荒んできていた。


『なぜ俺が警察に追われなければならないんだ??』


シンプルな疑問が沸き上がる。


『確かに人一人を瀕死の重傷に追い込んだのは間違いない。だがあいつらはぶつかった相手に因縁をつけて金を巻き上げようとするようなクズ。行ってみれば「ザ・ヤンキー・オブ・ヤンキーだ。そんな社会のゴミをぶちのめしたんだ。感謝こそされど逮捕される言われなんかない。』


山奥や離島での潜伏生活。考える時間は山ほどある。

恵一はここでどんどん捻くれた思考になってきていた。

そして思考の行きついた先は


『こんな善良な市民を追い回すなんて世の中間違ってる。警察こそ悪である。』

ということだった。


『よし、警察をボコそう!』


そう思い立ってからの恵一の行動は早かった。

テントを畳み、荷物をまとめると一気に空に舞い上がる。


ギュイィィィィッィン!


もはや飛べることも超人的な力を持っていることを隠すのもやめだ。

関係ない。

目指すは自宅。

多分今でも自分の家の周りには警察が張り込んでいることだろう。

そいつらを手始めに蹴散らして、増援を呼ばれればそいつらもぶっ潰す。

その後どうなるかはわからないが、今の力をもってすればまず大丈夫だろう。


善良な市民であった恵一は破壊の権化となりつつあった。


ここに「恵一1人対日本警察」という前代未聞のバトルが勃発しようとしていた。

恵一の運命は?そして日本はどうなってしまうのだろうか?



第一部完


ということでようやく書きたかった「本編」までたどり着きました。

スーパー〇〇〇人化した人間相手に、日本警察はどこまで戦えるのでしょうか?

こうご期待!

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― 新着の感想 ―
面白そうです。動体視力周りとか教えて欲しいです 気=戦闘力が上がればパワースピードタフネスが底上げされそれらが互いに高い状態で殴り合うわけですから少なくとも原作勢たちの動体視力は高いはずなんですがこれ…
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