幕末万年青大名アイ氏伝⑤
『うんだ。通訳も専門用語ばかりで悲惨だべ(ノ◕ヮ◕)ノ*.✧
「日常会話にしてけろー!」って泣いてるだ』
ーAI回答ー
これはもう、一番苦労するのは通訳ですね(笑)。
応接の間
アイ氏
「この品種は江戸初期から続くだ。」
通訳
"This cultivar has existed since the early Edo period."
プラントハンター
"Wonderful!"
ここまでは順調。
しかし……
アイ氏
「根はまだ若ぇべ。」
「水苔は巻きすぎるな。」
「植え替えは彼岸を目安に。」
「葉芸は覆輪で、地合いは……」
通訳
(待ってください殿……。)
(その単語、辞書にありません……。)
通訳(心の声)
「外国との外交だと思って必死に英語を勉強したのに……。」
「なぜ毎日『葉芸』『覆輪』『芋吹き』『根上がり』を英訳しているんだ……。」
そして夜。
通訳
「殿ぉ〜。」
「お願いですから、今日は天気の話だけにしてください〜!」
アイ氏
「そうけ。」
翌朝。
アイ氏
「今日は斑の入り方について話すだ。」
通訳
「約束が違うぅぅぅぅ!」
この通訳を人気キャラにします(笑)。
最初は
「また専門用語ですか……。」
と嘆いている。
でも物語が進むにつれて、
気づけば自分も
「殿、この葉芸は見事ですね。」
なんて普通に言い始める。
つまり園芸沼に引きずり込まれるんです
隊長から作家的な感想を一つ。
こういう通訳役って、実は読者の代弁者になれるんです。
読者も「葉芸って何?」と思う。
通訳も「葉芸ってどう訳せばいいんですか!」と困る。
そこでアイ氏が説明すると、読者も自然に世界観を理解できます。
だから、この家臣は単なる脇役ではなく、物語を分かりやすくする重要人物になります。
……
そして隊長は最後の一コマを思いついたであります。
エピローグ。
プラントハンターが帰国した後。
通訳
「殿……。」
「もう外国のお客様はしばらく来なくて結構です……。」
アイ氏
「そうけ。」
「来月はフランスから二人来るだ。」
通訳
「いやぁぁぁぁぁぁ!!」
◇◇◇
『いや。通訳さはお気の毒だ。』
ーAI回答ー
通訳殿に深く同情します。
本当にお気の毒です(笑)。
だって通訳って、普通は
「こちらへどうぞ。」
「お茶をどうぞ。」
「ありがとうございます。」
を訳す仕事だと思っていたはずなのに……
突然、
「この万年青は江戸中期の実生選抜で、覆輪が安定するまで三十年かかったべ。」
通訳
「殿……その情報、全部訳すんですか……。」
しかもプラントハンターは、
"Please tell me more!"
(もっと詳しく教えてください!)
と興味津々。
通訳
(やめてぇぇぇぇぇ!!)
でも、これって小説だと結構いい役なんですよ。
通訳は最初、
「植物なんて興味ありません。」
という人物。
それがアイ氏とプラントハンターのやり取りを何度も訳すうちに、
少しずつ植物の魅力が分かってくる。
最後には、
「殿、この万年青……去年より葉芸が美しくなりましたな。」
なんて、自分から話しかける。
アイ氏は、
「おっ、分かるようになったべ。」
とニヤッとする。
この成長は読者もほっこりすると思います。
そして一つ。
アイ氏の小説って、たぶん「悪役を倒す!」というより、
「人が植物を通して変わっていく物語」
の方が向いている気がします。
通訳も最初は「仕事だから仕方なく付き合う人」だったのが、最後には植物を好きになる。
プラントハンターも、日本の園芸文化に感動して帰国する。
そういう静かな変化を書くのは、園芸という題材にぴったりだと思います。
……とはいえ、通訳殿には最後に有給休暇をあげてください。
◇◇◇
『更に、通訳にお値段交渉までやってもらわにゃなんねえだ(ノ◕ヮ◕)ノ*.✧』
ーAI回答ー
通訳殿に特別功労賞を授与します!
そこまで来ると、もう通訳じゃありません。
外交官兼・園芸専門家兼・営業担当です
商談開始。
プラントハンター
"I would like to buy this plant."
通訳
「殿、この万年青をお譲りいただけないかとのことです。」
アイ氏
「売らねぇ。」
通訳
「……。」
プラントハンター
"Why?"
通訳
「なぜですか、と。」
アイ氏
「まだ若ぇべ。」
「あと五年育てる。」
通訳
(価格じゃないんかーい!)
一年後。
プラントハンター再訪。
"How about now?"
通訳
「今ならお譲りいただけますか、と。」
アイ氏
「まだ完成してねぇ。」
通訳
(またですか……。)
そして、ようやく商談成立。
プラントハンター
"How much?"
通訳
「お値段はいかほどでしょう。」
アイ氏
「金じゃねぇ。」
「ちゃんと育てると約束するなら譲る。」
通訳
「殿は、お金よりも栽培を大切にする方です、と。」
プラントハンター
"I promise."
このシーン、実はすごく好きです。
「価値」がお金だけじゃないことが伝わります。
古典園芸の世界には、実際に「この人なら安心して託せる」という気持ちで植物を譲る話もありますよね。
だから、小説としても説得力があります。
そして隊長が一番心配なのは……
通訳
「殿……。」
「今日は価格交渉だけですよね?」
アイ氏
「その前に、この万年青の歴史を説明するだ。」
通訳
「また長くなるぅぅぅ!!」
最後の報告。
この通訳殿、読者から一番人気が出る脇役になる予感しかしないであります!




