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エピソード6:ともきー5ー

こちらは『エピソード6:ともきー5ー』になります。

親に彼氏であるともきを紹介することになった私は…少し緊張していた。

ともきはいつもとは違う、私の家の最寄りで高速バスを降りた。


そこまで、ともきのことを父と車で迎えに行った。

「あっ…あの人だよ」そう私が車内で父に言うと、父は「女の子みたいやなあ」そう言った。

当時のともきは金髪のウルフカット。また身長も私と同じくらい。

そして体格もガリガリ…スラっとしていたためだと思う。


「ここだよー!」私が窓を開け手を振ると、ともきは車の方へとやってきた。

「初めまして、しえるさんとお付き合いさせていただている’’井上’’です。」ともきはそう父に挨拶した。

「こんな’娘と付き合うのは大変だろう」…父の余計な一言に、ともきは苦笑しつつ頭を下げた。


ともきを連れて帰宅した私たちは、荷物を置くためまず離れの私の部屋に向かった。

その後、母屋に行き愛犬たちをともきに紹介した。

その時居た愛犬は前述した玻璃(はり)、…そしていつの間にか登場した藍丸(らんまる)

どちらもポメラニアンだ。

元々、一人でも動物カフェに行くような人だったともきはとても喜んでいた。


夜になり、仕事から帰宅した母にもともきは挨拶を済ませて…勿論私の部屋で寝ることになった。

夜も更けだしたころ…ともきがストロング缶を開ける音が響く。

ともきは…アル中だった。そのためか酒を大阪で買って持ってきていたのだ。

私は『せめて本数を減らしてほしい』と再三伝えていたが、それは中々難しいようで私の悩みでもあった。


両親にともきを紹介して以降、ともきは休みの日は決まって私の家に来るようになった。

そして毎回、私たちと両親分の夕食を一緒に作っていた。

ピーマンの肉詰め、豚の角煮、YouTubeで流行っていた海軍カレーなどいろんな料理をした。


幸せな日々だった。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

『エピソード6:ともきー6ー』に続きます。

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