エピソード4:上京編4ー妊娠ー
こちらは『エピソード4:上京編4』になります。
風俗をしていたのは…約二か月というところか。
かずまさんを傷つけ、裏切り’’浮気’’まがいのことをしてしまった私。
その後の日々は…朧げである。
かずまさんが好きなダーツをしに行ったり、ゲームをするためネカフェにもよく行っていたと思う。
そんな日々を送っていると、下腹部に痛みを感じるようになった。
生理不順だからかと思い、産婦人科に行った。
そこでの診断はまさかの『妊娠』…。
私は信じられずに妊娠検査薬を買ってマンションに帰宅した。
かずまさんには何も言わずに、妊娠検査薬を試した。結果は…『陽性』。
かずまさんのモノは大きく、何度かコンドームが敗れたことがあった。そのためであろう。
結婚願望も子供が欲しいという気持ちもが強かった私は、嬉しい…半面不安だった。
当時かずまさんはイタリアンのお店でバイトを始めたばかり、私は無職だった。
かずまさんの反応も怖かった。でも言わなければ仕方ない。
「かずまさん…私、妊娠したみたい。」
かずまさんは少しの沈黙の後、「お前の判断に任せるよ」そう言った。
私は「産みたい」と即答した。
元カレ、れんとLさんに連絡を取って報告と相談をした。
二人は同じことを言った、「産まない方がいい、その子のためにも」…と。
それでも私は産む気でいて、煙草も精神薬もやめた。
ただある日の夜、状況が変わった。
恐らく私が妊娠したプレッシャーにより、かずまさんが狂ってしまったのである。
私の目の前でザクザクといくつも深い傷を腕に残し始め、ベルトで首を吊ろうとし始めた。
勿論、わたしは必至でそれを阻止しようとした…が、男性の力にかなうはずもなく。
体を押され吹き飛ばされ、その時に命が宿っていたお腹も蹴られた。
『ああ…駄目だ、父親がこれでは本当に幸せにしてあげることなんて無理だろう』
そして私は中絶を決意した。
中絶した日は9月26日。出産予定日は5月8日。
その日付を忘れることはこの先一生ないだろう。
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『エピソード4:上京編5』に続きます




