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推しのアイドルが所属しているグループのメンバーが俺の家に入り浸る  作者: 揚羽常時


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第183話:朝が来るまで


「あ♡ あ♡ あ♡」


 サヤカの愛らしい嬌声が聞こえて。それが何を意味するのかは俺から語ることはせず。


「おにーさんって結構上手だにゃ」


「まぁ慣れてきたのは認める」


「気持ちよかったよ。おにーさん♡」


 そうしてサヤカとのレディファイトが終わって。スッキリしているとことに、


「あへぁ……♡」


 それを縛られて眺めることしかできないアワセがうっとりとした目で俺たちを見ていた。


「嬉しいか?」


「超最高ですわ」


 そこまで悟っているなら言うことはないが。


「サヤカとやっているマアジのアレを見る。それだけでわたくしご飯三杯いけそうですわ」


 中々リーズナブルな感性で。


「…………」


 そうして朝。目を覚ますと。色々と残念なことになっていて。何時もの通りに処理する。


「さて。飯作るか」


 そうしてキッチンに立つ。今日は白御飯と鮭とサラダ。後は何時もの通りにインスタント味噌汁。


「くあ。おにーさん。御飯~」


 黒髪を赤色に光らせている幼女っぽい女子高生が起き上がってくる。サヤカだ。


「もうすぐできるから座って待ってろ。コーヒーは自分でな」


「んー……」


 そうしてエンチェグストでコーヒーを淹れるサヤカ。


「お楽しみでしたか?」


 ニコッと微笑むようにルイが聞く。


「おう。楽しんだぞ」


 いまさら取り繕っても意味ないだろう。


「…………むぅ」


 タマモも不満そうだ。まぁそりゃな。俺も抱けるならルイとタマモを抱きたい。


「おにーさん~。御飯~」


 はいはい。そうして朝飯を四人分出す。そのまま飯を食う。


「はー。おにーさんのご飯は美味しいにゃー」


「ま、否定はできないぞ」


「…………ですね」


 別に大仰なモノは作っていないのだが。


「で、これから学校か」


「そこはまぁ」


「芸能科って授業大丈夫か?」


「…………一応受けてはいますけどね」


「まぁ成績次第だぞ」


「勉強は教えてやれるが……」


「マアジはスパルタだから」


「…………トラウマです」


 然程か?


「さて、飯も食ったし」


 シャワーを浴びて。それから学校の準備。


「一緒に入る?」


「ノーセンキュー」


 俺はこのままルイを襲わないという確信が持てない。


「襲ってもいいぞ?」


 俺が良くねーんだよ。オメガターカイトの黒岩ルイが処女じゃないとか出回ったらどうしてくれる? 俺に責任はとれないし、取る方法も思いつかない。


「別にそこはマアジが開き直れば……」


「だーかーらー。ルイには処女でいてほしいんだよ」


「ボクはいいのに」


 俺が良くない。


「あと、学校の準備をだな」


「はーいはいはい」


「…………じゃあ駅まで一緒に行きましょうね」


 それくらいはお安い御用。


「マアジってやっぱイケメンだよねー」


 フェイクメイクはするがな。


「…………とっても好きです」


「サヤポンもおにーさん大好きだにゃ」


 それは光栄ではあるんだが。


「次はイユリか」


 今夜のお相手だ。


「本当に杏子はいいにゃーよ?」


「色々あるんだよ。俺にも」


「やりたいなら言ってね? お膳立てはするにゃーよ」


 気が向いたらな。他に言えねぇ。


「じゃ、学校行きますか」


 そうしてルイとタマモとサヤカと一緒に駅まで歩く。特に注目は集めない。イユリとアワセとリンゴも各々の学校に行っているのだろう。そこには関知しないのだが。


「あー。面倒だな」


 俺がどうこうと言うより、学校というシステムが面倒だ。まぁ勉強は嫌いじゃないが。


「佐倉くん♪」


 で、溌剌とした声が聞こえた。


「どうかしたか?」


「…………ヒソヒソ(おパンツは使ってくれた?)」


「間違いないな」


「えへへー。じゃあよかったよー。あ、後で返してね? 洗濯はしてないよね?」


「使ったままだぞ」


「はぁん♡ 濡れる♡ もう最高♡」


「自重はしろよ」


「佐倉くんのアレが擦られてるおパンツなんてどれだけ金積んでも買えないよ」


 さいですかー。


「…………ヒソヒソ(じゃあ後でね♪)」


 ニコッと微笑んで、杏子はそう言う。俺としてはなんだかなぁだが。


「今日はボイトレか?」


「一応その予定だけどねー」


「俺も同行していいんだろうか?」


「大丈夫だと思うよ。佐倉くんは総括マネージャーだし」


 それを俺がどういう風に見ているのかもそれはそれで。


「一応オメガターカイトって歌も上手いんだよな」


「そこはまぁアイドルだし」


「杏子も声の伸びはいいよな」


「ルイには負けるけどねー」


 ルイはアイドルとしては完成形だ。アレより上はちょっと見ない。


「今ルイのこと考えたでしょ」


 当たり前のことじゃないか。


「佐倉くんは私の事だけ考えていればいいの」


 少しだけ距離を詰めるように、杏子は俺に近づいた。


「それで俺にどうしてほしいのよ?」


「私を推しにしてください」


 無理だって言ったよな。今更お前を推しには出来ない。感情がそれを許さない。でも、それでも、角夢杏子が俺に推しを求めるなら、それはそれで思うところはなくはなくて。


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