第222話 立ちふさがる者
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
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ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
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ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
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ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
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ガサ、ガサ、ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
気が付くと俺達は騎士団員の人数よりも多い、ゴブリンの群れに囲まれていた。
騎士団員が剣や弓を構える。
そしてメイドのリンリン、ランランも、バスターソードを抜いている。
誰も攻撃しなかった。
いいや、正確には出来なかったのだ。
ここでゴブリン達に攻撃をすれば、こちらから口火を切ることになる。
だが待っていても、一度に攻撃されたら防ぎ切れない。
長いようで短い時間が流れて行く…。
シュッ!
その時、弓矢が飛んだ。
この沈黙に耐えられなかったのだろう。
騎士団員の誰かが弓矢をゴブリンに放ったのだ。
「ギッ、ギッ!」
矢を受けたゴブリンが倒れる。
それが戦いの始まりの合図だった。
「皆の者、落ち着け。円陣を組むんだ」
騎士団長アーガスが叫ぶ!
弓兵はひたすら目の前のゴブリンに弓を打つ。
そして剣士は剣を振るう。
神官達も聖魔法を放つ。
〈〈〈〈〈 Holy Arrow!! 〉〉〉〉〉
ドス、ドス!! ドス、ドス!! ドス、ドス!! ドス、ドス!!
ドス、ドス!! ドス、ドス!! ドス、ドス!! ドス、ドス!!
ドス、ドス!! ドス、ドス!! ドス、ドス!! ドス、ドス!!
ドス、ドス!! ドス、ドス!! ドス、ドス!! ドス、ドス!!
俺達は神官に囲まれ、騎士団が更に囲んで守ってくれている。
だが人数は騎士団員と神官で合わせて250人くらいだ。
俺たち以上に居るゴブリンに、数で勝てるとは思えない。
乱戦になりリンリン、ランラン達も戦っている。
誰も自分のことを守るので精いっぱいだ。
俺は怖がっているビッチェ王女の側に立ち守りを固める。
「リンリンさん、ランランさん。ビッチェ王女を頼みます!!」
「わかりました、エリアス様!!」
俺は走りながら右手をストレージの中に入れ、大剣クレイモアを握る。
そして立ちはだかるゴブリンの群れに右から左に振り払う。
すると群れになったゴブリンが一斉に吹き飛ぶ!!
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、ギギギギ、
俺は剣を振る、ただそれだけの動作でゴブリン達が宙に舞う。
クレイモアは丈夫で重い剣だ。
その重さで相手を叩き切る、必要なのは力のみ、技は二の次だ。
俺は魔力を圧縮し遠くに固まっているゴブリン達に向けて魔法を放つ!!
〈〈〈〈〈 |Wind cutter!! 〉〉〉〉〉
「 ドオォ~~~~~~ン!!! 」
何十匹ものゴブリン達が吹き飛ぶ!!
やはり魔法は面倒だ。
大魔法でまとめて吹き飛ばすならともなく接近戦には向かない。
1匹1匹を倒していくしないのか。
「今だ!!弓隊前へ!歩兵は両脇を固めるんだ!!」
騎士団長アーガスの声が響く!!
「 おぉ~~!! 」
「 放て!! 」
シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!
シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!
シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!
シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!
シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!
シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!
シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!
シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!
沢山の矢がゴブリンに降り注ぐ。
ギャアギャア!!ギャア!ギャア!!ギャア!!ギャア!!ギャアギャア!!
ギャアギャア!!ギャアギャア!!ギャアギャア!!ギャア!ギャア!!
ギャア!!ギャアギャア!!ギャアギャア!!ギャアギャア!!
ギャア!ギャア!!ギャア!!ギャア!!ギャアギャア!!ギャアギャア!!
ギャアギャア!!ギャアギャア!!ギャア!ギャア!!ギャア!!
ギャアギャア!!ギャアギャア!!ギャアギャア!!ギャアギャア!!
ギャアギャア!!ギャアギャア!!ギャアギャア!!ギャアギャア!!
ギャアギャア!!ギャアギャア!!ギャアギャア!!ギャアギャア!!
「 今だ突撃!! 」
ドン!ドン!ドンッ!ドン!ドン!ドンッ!
ドン!ドン!ドンッ!ドン!ドン!ドンッ!
突撃の太鼓が鳴り響く。
騎士団長アーガスの指示と共に、要所要所に的確に突撃していく。
さすがは騎士団長と言うところか。
騎士団員は密集しているところに突撃を繰り返す。
立ち止まる方が集中攻撃され危険になるからだ。
ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!
ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!
ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!
ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!
ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!
ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!ドォ!
騎士団の馬が駆け抜けていく。
そして激しい剣戟音がしたと思ったら道が開けた。
その時、火の玉が飛んできた。
ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!
ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!
ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!
ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!
ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!
ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!
ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!
ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!
ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!ドン!ドン!ドバ~ン!
「ゴブリンウィザードだ!ウィザードがいるぞ!!騎士団突撃~~!!」
「「「「 ウォォォォォォ~~!! 」」」」
ドン!ドン!ドバ~ン!
ファイヤーボールが飛んでくるたび、騎士団は盾で防ぎ剣を振る。
所詮はゴブリンのウィザード。
初級の魔法は使えてもそれだけだ。
「けちらせ~!奴らをけちらせ~!」
「「「 オォゥゥゥゥ~~!! 」」」
ゴブリンウィザードは次々に打ち取られていく。
「いくぞ~!われらの勝利だ~~!!」
「「「 おぅぅぅぅ~~!! 」」」
すると突然、ゴブリン達が引き始めた。
どうしたのだ?
グシャ!!バシャ!バシャ!!グシャ!!バシャ!バシャ!
グシャ!!バシャ!バシャ!!グシャ!!バシャ!バシャ!
バシャ!バシャ!バシャ!!グシャ!!バシャ!バシャ!バシャ!
グシャ!!バシャ!バシャ!!グシャ!!バシャ!バシャ!
グシャ!!バシャ!バシャ!!グシャ!!バシャ!バシャ!
バシャ!バシャ!バシャ!!グシャ!!バシャ!バシャ!
騎士団の馬が突然に吹き飛び、騎士のちぎれた手足飛び血しぶきが舞う。
「な、何が起きたんだ?!」
驚く騎士達の先を見ると何かが立っている。
よく見ると赤い帽子と鉄製の長靴を身に着け、斧を斜に構えたずさえている。
帽子の奥に見えるのは長く薄気味悪い髪。
燃えるような赤い眼、突き出た歯に鋭い鉤爪。
そこに立っていたのは、醜悪で背の低い老人の姿をした高レベルの魔物だった。




