ジャックと料理人【小話】
雲がなく清々しいほど晴れの帝国で
黒いマントを羽織り、そして上質な布で出来た
黒いズボン白いシャツを着て
城下町を散策しているのはジャックただのジャックだ!
「帝国は楽しいな!
街の人も良いし!治安はちょっと不安だけど
最高だ!」
ジャックが帝国に来てからと言うもの
実は何もしていない
帝国に雇われているのに何もしていないのだ
だがジャックは気にしない王国にいた時は一週間ほど
休みなどザラだったのだ
だから趣味の店巡りをしている
城下町なのか多くの露店が立ち並び
バーなど色々とある、バーに行くたび
喧嘩を吹っ掛けられるのがめんどくさいが
帝国でも一番錆びれたスラム街だから仕方ないとしよう!
スラムなのに道は意外と綺麗で
たまに血が染みついた後があるだけだ。
ただ散策していると一見教会と隣接しているただの店に見えるが
小綺麗な外見とその店を教会以外は避けるように建てられた家
どう見ても異様だ
(そう言えばここに近くなれば成程道が綺麗になってたな
ここにスラムのボスでもいるのか?)
外見店のようだから入っていいのか?
そして俺は無造作に店の中に入っていった
店内は狭く席もカウンター席だけであるのは五席
店の中には料理人らしき人物しかなく客はいないようだ
俺は席につくとメニューが渡される
そこにあるのは今日のご飯とだけあった
どういうこった?と思い注文する
「今日のご飯をくれ」
料理人は注文を承ったと頷き
料理に取り掛かる
(この料理人無口だな?
雰囲気とあいまってここがスラム街とは到底思えない)
そして出されたのはパスタだ
見た目的にはナポリタンだが、
味はどうなんだ?
もぐもぐもぐもぐ
ずぞぞぞぞぞぞ
うん、おいしいなぁでも、
思ったよりも普通だ。
見た目のまんまだな、
思ったよりナポリタンだった。
そうこうしている内に出されたご飯は減っていき
最後の二口になった時それは起こった。
奥のドアから子供の男が二人飛び出してきたのだ
そして驚いたことにその子供が熟練の戦士のような動きで
残りの全部をほうばったのだ。
「あ!こら!このガキャ!舐めた事してくれたな!」
俺は逃げようとしていた子供の襟首を捕まえ
頭をぐりぐりする
「あだだだだだ!やめて!やめて!
ごめんなさい!ごめんーーー!!」
実行犯の子供をぐりぐりしていると
もう一人の子供が心配そうに近寄るがそのままぐりぐりする
ついに料理人が出てきて近寄ってきたから
さすがにやめて開放する。
「すみません、うちの教会の子供なんですが
どうやら客のご飯を食べてしまったようです
お代は結構ですので」
どうやらこいつ口数が少ないな
うちと言う事は隣にあった教会の子供か?
「おいおい、お代は結構?
もしかして他の客にもこんな事しているのか
この子供は?」
料理人はすこし困った表情で話し出す
「すみません、いつもはこうでは無いんですが
実は昨日この子が客のご飯を食べてしまい
今日のおやつが抜きになってしまって
二週間に一度しか食べれないから禁止にされたのが
気に食わずこんな事をしたのでしょう」
俺は考える
(正直どうでも良い
帝王から貰っの給料のお金はまだまだ
余裕があるからな、でもなぁ
こいつらの将来が気になるし…………慈善活動でもするか!)
俺は軽く拳を握り
少し早い程度の速度で料理人の顔まで手を持っていき
デコピンをする。
そして予想通りの事が起こった
まぁ、なんて言うか避けただけなんだけどな
でも凄い事だ常人ならデコピンされるまで認識出来ない
のにこいつは避けた
強さで言うなら歴代の猛者ぐらいだな。
「料理人、確かに子供を守るために
その力を使うのは別にいいが
子供に力こそが全てみたいな育て方をするんじゃねえぞ
子供とスラムの奴ら、トラブルが絶えまなかっただろう?
その中その力で相手を黙らしてきた、違うか?」
料理人は縦に首をふる
「まぁ、どうでも良いが
いつか自分より強い奴と出会った時
しんどいぞ?」
俺はその様に言い残し店をさって行く
お代?あいつがいいって言ってんだからいいんじゃね!
料理人
「マレク、ゾマ来なさい」
そう言うと先ほどの二人の子供が近寄ってくる
「何度も言ってるだろう?
人の食べ物を食べちゃいけないって、ね?」
マクレと呼ばれた男の子は
小声で反論する。
「別にいいじゃん、
神父様が守ってくれるんだし」
そう言う子供の頭に
手刀を打ち込む
「こら!何度も言ってるだろう?
力は適切に使わないと自分を
蝕むんだぞ?他人の力を頼りすぎるのもダメとあれほど、、、」
「いー!!神父様の意地悪!」
こう説教している内に子供が教会に逃げ込んだ
ようだ、
いつもなら追いかけて怒るんだが…………
「はは、腰が抜けて動けないや
足も、いや体が震えてる」
あそこまで死を感じたのは
初めてだ、あの客、何者だ?
部分繋ぎ感半端ね




