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神と魔王と人類と  作者: 高橋太郎
第六章 試合
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その12

『学園内でこの試合を観戦準備している皆様、お待たせ致しました。只今より、明神暁生とリオン・ヴァシュタールのエキシビションを開催させていただきます。試合開始に先立ち、リオン・ヴァシュタールに課せられている(リミッター)の解除儀式を行わせていただきます』

 イシュタルから渡されたマイクを手に、リサは颯爽と宣言する。

『我、イシュタル・ヴァシュタールの名の下に、汝に課せられし枷を解く事を宣言す』

『我、リサ・ランヌの名の下に、汝に課せられし枷を解く事を宣言す』

『我、明神暁生、明神和泉の名代として、汝に課せられし枷を解く事を宣言す』

 三者の宣言を受け、結界の外側にいるはずなのにレクサールはリオンの魔力の増大を肌で感じた。

 ちらりと横の二柱(ふたり)を見てみるが、何かを感じ取った風には見えず、自分の気のせいか、それとも慣れているから気にしていないのかレクサールは内心で首を捻った。

 儀式終了後、イシュタルの結界外への退出を確認してから、

『それでは三十分一本勝負、始めさせていただきます』

 と、リサは改めて宣言した。

 すると、背後から天を突き上げるかのような咆吼が鳴り響いた。

 レクサールは思わず後ろを振り向く。

「いやあ、どうやら講堂の方は盛り上がってきたみたいですね」

 何事もなかったかの様にクーロンは実況を再開した。

「あっちにいたら、ボクも思わず叫んでいたかも知れないからね。気分は分かるな」

 うんうんと頷きながら、アールマティは齧り付くかのように結界内の二人を見入る。

「さて、今回はエキシビションと云う事もあり、三十分一本勝負という実に分かり易い条件ですが、これが展開に影響してきますかどうか」

 少なくともクーロンは表向き冷静を装い、お互いに様子を見て摺り足で有利な位置に付こうとしている中の二柱の実況を開始する。

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