女子プラモ部のルール
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そのあと、舞花のガンプラ作りをどうしようかというよりも、今後に「女子プラモ部」としてどの様な活動をしていくのかという話の方がメインとなった。
それで最初に決まったのは、活動予算の話だ。
この「女子プラモ部」は、悠希が勝手に妄想した、プラモ好きの女子同士の交流の場だ。
それなので、活動において、特に制約などない。
ちょっと手伝ったり、教え合うのも自由だ。
偶々《たまたま》、絢子さんが、集まる場所を提供してくれただけで、必ずここでという制約は、元々ない。
それなりで、活動予算だけは決めた。
それは個人の無理のないお小遣いの範囲であるということ。
そういうことを「ガンダムベース東京」に行ったときも、決めていたわけではないが、舞花の「RGリアルグレード 1/144 RX78‐2 ガンダム Ver.2.0 」も、真唯の「MG マスターグレード 1/100 MS‐06Sシャア専用ザクⅡ Ver.2.0」も価格は、3850円 (税込) と、そんなに高いものではない。
他に、エアブラシも含めた道具や工具の貸し借りはいいが、塗料などの消耗品などは、自分で用意することと決めた。
これはよくある揉め事などを、最初から防ぐ為である。
それと当然だが、借りた工具は大事に使うこと。エアブラシを借りた場合には、きれいに清掃してから返すことも決めた。
ただ、これはお互いの行動を疑っているというわけではない。お互いの信頼関係が大事だということである。
「じゃあ、色々と決まったところで、舞花のガンプラの塗料をどこに買いに行くのか決めましょうよ」
そう真唯が言った。
そうなると、近所にあるような模型店でも大丈夫だが、またみんなで行くとなれば、あそこしかない。
それは「オタクの聖地」である秋葉原だ。
秋葉原の「ガンプラを取扱うお店」なら、「ガンダムベース東京」に行ったときのような、入場抽選はないので、誰でも問題なくお店に入ることができる。
「それなら、最高だぜ!」
そう環季が、わざと男言葉を使って言った。
それで全員のスケジュールの都合もあって、また全員で集まるのは、二週間ほどお預けである。
木村家も、絢子さんか、真唯のどちらかが居なければ使うことはできない。
自分の家に持ち帰って作ることもできるが、みんなそんな気はなかった。
真唯も、一人抜け駆けをして作るつもりはなかった。
悠希は、自分が描いていた、妄想の世界が実現していくことを嬉しく思っていた。
取りあえず、環季、真唯、舞花の三人は、自分がこれから作るガンプラだけではなく、いろんなプラモ作りのYouTube動画などを見ながらのイメトレである。




