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女子プラモ部  作者: 志村けんじ


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55/59

みんなで作ります

♢


「じゃあ、えーーっとぉーー……。どうやって、作っていこうか」

 悠希がみんなに聞く。


「いや……具体的にどうと言われましても。わたしたち、なんだかんだ言っても、みんな素人の集まりなんで」

 そう真唯《マイ》が言う。


「じゃあ、みんないろいろとYouTube《ユーチューブ》とか見てるみたいだし。それを参考に作ってみるのとかはどうかな」

 そう聞いてみる。


「でも……。あたしがそのやり方をどこまで教えられるのかは、わからないけど……」

 そう言った。


「情けない!」

 そう言ったのは、環季だ。


「悠希ちゃんは、もう十年ぐらいは、毎月のようにプラモデル作ってるんだから、もっと自信持たなくっちゃ」

 そう言った。


「大丈夫! どの道、みんな素人なんだから、失敗しても当然!」

 そう環季は言う。


「そうよ。みんな、そんなところまでは求めてないから。そうでしょう、みんな」

 そう言ったのは、絢子《じゅんこ》さんだ。


「まぁ、逆にわたしたちに、そこまでを求められても困るんですけど」

 そう真唯《マイ》も言う。


「その通りです」

 舞花《まいか》も言った。


「でも、妥協せずに作りたいですよ。わたしは」

 真唯《マイ》が言う。


「それは確かに」

 環季が言った。


 舞花《まいか》は、真剣な眼差しで悠希を見る。


「それじゃ、こんなやり方はどうかしら。みんなで一斉に作るんじゃなく、小日向さんが教えながら一人ずつ作って、それをみんなで見学するというのはどうかしら」

 そう絢子《じゅんこ》さんが言った。


「いや……。それはそれで作ってるときに、みんなに見られてて緊張しそうですけど」

 そう真唯《マイ》は言う。


「でも、そのやり方なら、みんなも覚えられるし。みんなで確認し合いながらもできるわよ」

 そう絢子《じゅんこ》さんは言う。


「それにあなた、さっき自分で言ってたじゃない。わたしはじっくりと観察しながら作りたい派なんでって」

 そう絢子《じゅんこ》さんは、真唯《マイ》に言った。


「あぁーー。そうですねぇーー。わたし、さっきそう言いました。なら、わたしはそれでOKです」

 そう真唯《マイ》が言った。


「わたし。一番に作りたい!」

 そう言って、舞花《まいか》は手を挙げる。


「それなら、わたしも同意しましょう」

 そう環季が、何故か自信満々に言う。


「なら決定ね。それにあなたたち。別に急いで完成させたいわけでもないんでしょう」


「Yes! Of course!」《もちろん!》


「そうなります」


「よろしくお願いします。部長」

 そう最後に、舞花《まいか》が言った。

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