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女子プラモ部  作者: 志村けんじ


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お久しぶりです、大先生


「叔父さん!? どうして!?」

 悠希は、突然のことに、驚いて聞く。


 確かにショーケースに飾られていた、プロのモデラーの作品の中には、「叔父のガンプラ作品と小日向鉄二の名前」もあった。


「なんだ。知ってて来たんじゃないのか。今日のイベントで来てたんだけどな」

 鉄二は、そう言った。


「あっ!?……」


 今日のイベントは確か、「RGリアルグレード 1/144 RX78‐2 ガンダム Ver.2.0 こだわりのつくりかた」というイベントだったはず。


「どうしたの? 鉄ちゃん」

 そこに、また若い女性が声を掛けてくる。


 この声には、悠希も環季も、聞き覚えがある。


 鉄二の婚約者で、結婚式も控えている、今度悠希の叔母になる遥香だ。


「先生~! おひさしぶりですぅー!」

 環季が遥香に言った。


「遥香さんまで、どうして!?」

 悠希が聞いた。


「どうしてって、今日からのイベントの手伝いを頼まれたからだけど。あたしは美少女プラモが専門だけど、ガンプラも作らないわけじゃないし、主催者からのギャラもよかったから」

 遥香は、そう言った。


 ここでギャラの話しも出すところが、女性的と言うべきか。


「それで、みんなはなんで?」

 鉄二が聞いた。


「この四人で来たんだろ?」

 鉄二は悠希たち四人の顔を見渡す。


「あのぉーー。すみません。お話し中に割って入って、申し訳ないのですが、いろいろと説明していただくと、助かります」

 そう真唯マイが言ってくる。


 このまま説明しないわけにもいかないので、悠希は、これまでの話と、お互いの関係について話す。


「なるほどですねぇーー。納得しました。全部、プラモデルが繋いでいたんですねぇーー」

 真唯マイは、そうまとめる。


 確かに、すべてはプラモデルから広がっていった関係だ。


 そう思うと、これは凄いことだったんだなと悠希は思った。


「よかったら、イベントも見ていってくれよ」

 鉄二がそう言う。


「もちろんですよぉーー。いやぁーー。悠希ちゃんに、こんなカッコイイ叔父さんがいたとは」

 環季が言った。


 悠希は、遥香の前でのこの不用意な発言に、一瞬ヒヤッとしたが、遥香は大人の対応で返す。


「良いでしょう。環季ちゃんも、こういうイイ男を見つけてね」

 そう言った。


「そりゃあ、もちろんですよぉーー。どこかにそんなイイ男居ませんかねぇーー」

 環季がそう言う。


「そこは、自分で見つけないと」

 と、遥香はそう返す。


「やっぱり、そうなりますよねぇーー。どこかに居ませんかねーー。イイ男」

 環季はそう言って、大げさに辺りを見回すしぐさをした。


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