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女子プラモ部  作者: 志村けんじ


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そこは部長にお願いします


「おー! なるほどぉー! そういう集まりだったんですね」

 この「お茶会」の成り立ちを聞いた真唯マイは、すぐ納得して声を上げた。


「それじゃー、あなたもこれからは、このメンバーの一員ということで」

 そう松下さんが言った。


「いや。それは遠慮しておきます」

 ところが予想に反して、真唯マイはこれを断る。


「どうして? 凄く楽しいわよ」

 松下さんが聞く。


「いや。楽しいのはわかるんですが。わたし、友だちとプラモデル作るの約束しちゃってて」


「へぇーー。6年もアメリカで暮らしてたあなたに、日本でそんな友だちがいたのね」

 それを聞いた絢子じゅんこさんが感心する。


「いたというか……。ここ一年ぐらいの間に、SNS(Instagram)を通じて仲良くなりまして。それで今度、日本で会おうかということに」

 そう真唯マイは告白する。


「それって、なんのSNS(Instagram)なの? 大丈夫? 騙されてたりしない?」

 そう絢子じゅんこさんが心配する。


「いや。そんな、みんな心配し過ぎですよぉーー。写真は、ちゃーーんと女の子だったし、問題ない」

 それに対して真唯マイは、あっけらかんと答える。


「そうは言っても、大丈夫かしら? もし女を装った男でもしたら……心配だわ」 

 それでも、絢子じゅんこさんは心配する。


「もぉーー。だったら、証拠の写真みせますね」

 そう言って真唯マイは、スマートフォンでその女の子のSNS(Instagram)を開いて、みんなに見せた。


 確かに、その画像を見る限りは、凄く可愛らしい、高校生ぐらいの女の子だ。


 その中に、お台場に展示されている、実物大のガンダムと一緒に自撮りしている画像もある。


「ほら。これで安心したでしょ」

 と、真唯マイは言った。


「どぉ? 絢子じゅんこさん」

 松下さんが聞いた。


「どぉ、って聞かれても、どうなのかしらねー」

 絢子さんは、まだ心配している様子だ。


「だったら、誰かが一緒に行けば良くないですか?」

 と、環季が言った。


「そうね……。それなら少し安心かも」

 絢子じゅんこさんは、その環季の提案を聞いて、ちょっとほっとした様子だ。


「じゃあ、誰が一緒に行きます?」

 環季が聞いた。


 真唯の承諾はないが、これはもう決定事項のようだ。


「そこはやっぱり、部長の小日向さんでしょ」

 松下さんは、悠希を指名した。


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