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紫雲の國の玉水の恵み  作者: テディ
二の巻
51/153

幸先

 こうして民が待ちに待った大祭が、幕をきった。

この時ばかりは、稽古は1時間だけ。

そうして皆は仕事に備えるんだって。屋敷内の警護は、

原則わかりやすく剣士の警護ですよ〜〜って役割の人は、

2時間に一回、いくつかの場所の交代。

そして1時間ずらして、他の場所の人達も交代。

こうして、警護の入れ替わり時間が

分からないようにするんだって。

これを三つの部隊がチームになって行うの。

うん、良くできている。昔は、一回の警護の時間が

もっと長かったんだって。でも、色々試した結果、

短時間の方が、注意力が増すとのことで、こうなったみたい。

でも1時間だと、短すぎて変化する前に交代してしまうことになるから、

2時間がちょうど良いんだって。

待機している2時間も、なんだかんだと忙しいみたい。

何せ、都に住んでいない人がたくさんくるから。

もちろん、迷子や尋ね人の担当の人はいるんだけど、

子供は泣くし、お年寄りは疲れているしで、

かなり忙しいみたい。


その合間を私達のように、非番ですよ〜〜って顔をして、

警護に歩く人がいる。これは、パトロールしているようなものだから、

1時間で交代。これを非番まで繰り返す。

っていうのが基本ルールなの。

そう、あくまで基本。警護は平穏であれば基本が1番。

でも、平穏でなければ?そして、いつ平穏でなくなるかは

誰も分からない。

これは、どんな人でも分からないんじゃないかな。

あとから振り返ってみて、もしくは第三者が振り返ってみて

初めて分かることなんじゃないかと思うのよ。

だから、その人の良心に従うようにって指示が出ているの。

詳しくいうと、自分の家族だったら?って。


清志郎様、さすがです。そこは、ハッとする瞬間だと思うのよ。

貴方は警護担当になりました。目の前で困っているのは

あなたの家族ですって言われたら?

その現実感たるや……!!!

はい、真面目に警護します。

咄嗟の時に清志郎様の顔が思い浮かぶと思うのよ。


今日は街中での大祭初日。でも屋敷内や本宮では

人手が多すぎてお参りできないであろうという人たちが、

予想よりも多く参拝におとずれていた。

赤ちゃん連れ、幼子を連れた人、杖をついた人、

お年を召した方。


いつでも、どこの世界でも。願い事や、日々の感謝を伝えたいって気持ちは

変わらないものなんだな〜って。

私は、その光景をいつまでも眺めていた。

だから、効果はバツグンです!!!


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