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そして病院へ行くことになる

結局、病院に連れていかれることになった。


母ちゃんの運転する車に乗り込み病院へ向かう。


工事現場を横目で見ていると。


「ここだよね」


「あの看板に当たった」


「ご迷惑をおかけします

だって!!」


もう言わないで・・・



病院に着くと受付の人が帰る支度をしていた所でセーフーだった。


問診票に記入している時に診察が終わった小学生親子が出てきた。


テレビの子供番組を見ながら楽しそうにしていた。


問診票を出すと、そのまま診察室へ案内される。


白髪白髭のおじいちゃん先生だった。


問診票を見ながら、


「マスク取って見せて」



「すごい腫れているね・・」



「ぶつけたって書いてあるけど、、喧嘩?親子喧嘩?」


いろいろ聞いてくる。


「ちょっと工事現場で・・・」


「あんたか~い!!」


「そうなんですよー祥ちゃんを叩くわけないじゃないですか!バンバン!」


背中を叩いている。先生の突っ込みが漫才師のようで笑ってしまったが、

指先がわずかに震えて持つピンセットが傷口にヒットするので痛む。


鼻に水のようなものを含ませて詰めてあるティッシュを引っ張る。


いたい!痛さのあまり目から涙がこぼれ落ちる。


「ごめんごめん!ちょっとまって」


ゆっくり立ち上がり、後ろの棚の薬品棚をあけて何かを探している。


白髪頭に寝ぐせのようなものがありぴょんぴょん跳ねるのが面白い。



「あったあった」


綿棒に塗って鼻の中に突っ込む。


「とりあえず・・これで様子見してね。痛み止めも出しておくから飲んでね」



診察室から出て

「祥ちゃん・・・」

「ん?」

「先生の髭って黒かったけ・・?」


「いや、見てないけど・・」


「勘違いか・・」

ぼけちゃったかな~って独り言をぶつぶつと、つぶやきながら雑誌を手に取って

椅子に座って待合室のテレビを眺める。


診察室で何か聞こえるけど不明。

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