母ちゃんの鑑定スキルは無くてもできちゃうところがすごい
「にーちゃん!!だいじょうぶかぁ!!」
体をゆすられている。
「あれ? ここは? ゆ・・ゆめ?」
「お兄さん大丈夫??」
誰かの肩を借りたのか、地面に座り込んでいた。
「風すごかったね~」
「だねー」
「ぱーーーんって音なって、後ろ見たら兄さん倒れてたしー」
前を歩いていた女の子達も周囲に集まって、自分を気にかけてくれているようだ。
「だいじょうぶですから!!」
「にいちゃん!鼻血!」
「病院いこう!」
工事現場のおじさんが集まってきて、電話をかけたりしている。
「いや。。。本当に大丈夫ですから!!」
「ごめんなさーーい」
もうしません!!ゆるして~~
家に飛び込み、洗面所の鏡で
「鼻血スゴ!、鼻赤い!」
ティッシュを鼻にねじり入れて止血し二階の自分の秘密基地へ向かう。
※詰めると粘膜をこすって傷を広げ、血がのど側へ流れることがあり、ティッシュが張り付いて、取るとき再出血しやすい。実際はおすすめできないとのこと。
ついに、現実と想像の区別がつかなくなったのか・・
とりあえず勉強という現実を見ることにする。
机に向かい、今日の復習と明日の予習を頑張ることにした。
あー頭が、鼻が痛い。
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「祥~ごはんだよー」
おや、もうこんな時間か・・
時計を見ると18:30になっていた。
おいしそうな魚の焼いた臭いがする。
「いただきます~」
「父さんは?」
「今日から出張だって。朝、早くに出かけたわよ」
テレビではちょうどローカルニュースを放送している所だ。
「本日、16:45頃、金山市で突風が吹いて工事現場の資材が飛ばされることがありました」
「現場では看板など広範囲に吹き飛ばされましたが、幸いけが人はいないようでしたが・・」
「あら、うちの近所じゃない?」
味噌汁を持ってきてくれた母さんがつぶやく。
「そ・・そうだね」
さっきの場所に間違いない。
「学生で顔に看板が当たった子がいたんだけど・・そのまま立ち去っていったので心配です」
工事現場のおじさんだ。
「高校生のお兄さんだったね。いたそうだったです」
女の子達も答えてる。
「よけれないどんくさいやつじゃの・・やましいことを考えていたのじゃろう」
ブーーー
味噌汁を吹き出してしまった。
なんか見たことのある女の人がインタビュー受けているし・・
「きたないわね!!」
母さんはテーブルを拭き始める。
「かーちゃんごめん!」
髪の毛についたワカメをつまんでいる時に
「綺麗な子ね、知り合い?」
なんか見覚えがある気がしたけど
「え!しらない・・・」
母さんはジーと俺の方を見ている。
「その鼻、すごい赤いけど大丈夫?」
「まさか!例の高校生って!」
「お・おれです!顔面でガードした!」
「どんくさっ!」




