コード97「決勝ブロック開始」
第97話
前回、リーナが襲われてココロが登場してから
ココロの体から、両手から光の粒子が漏れ出ている。
「そこをどけ。貴様には関係ない。」
ココロは何も言わない。
ただ、周りに居る市民の事を考えていた。
リーナはココロの後ろに控えている。
ルナリアの刺客が短剣を持ちながら、向かってきた。
カナリー視点
「あれ…あの花火…もしかして!」
カナリーはマナと一緒に花火を目撃する。
急いでその場へと走る。
(あの位置、橋の向こう側ですね。)
マナは、屋根の上にジャンプし、最短距離で向かう。
カナリーは、建物を飛び越え、橋をジャンプで超える。
他のみんなは路地を急いで走っていく。
カナリーは花火の大まかな位置は分かっていたが、
どこにいるかまでは分からなかった。
マナは最短ルートでリーナの元へ駆けつける。
その場につくと、男が座り込み、ココロがにじり寄っていた。
「リーナ様!ご無事ですか!?」
リーナは無傷であった。
むしろ、ルナリアの刺客の方が大怪我と言った感じだった。
皆が来ると、刺客は河に逃げていた。
「もう大丈夫そうだね。」
ココロは一言だけそういうと、皆に背を向けた。
「ココロ様、ありがとうございます。本当に、助かりました。」
「あなたが来なかったら私、死んでたかも。さっきはほんとにありがと…。」
カナリーが遅れてやってきて、リーナに抱き着いた。
リーナは少し嬉しそうに抱きしめ返した。
「ほんとに心配したんですからね!よかったぁ~…。」
カナリーはココロにお礼をしたかったが、
ココロの姿はもうなかった。
(今は…まだ…ね。決勝で。)
リーナはリベラに叱られてしまった。
出場するなら細心の注意を。
名前も少し変える事。と言われていたのに、
リーナは変えていなかった。完全なるミスである。
「サマーデュエルって名前、変えられるんですか?」
リベラによると、それはYesである。
「ええ、変えれるです。偽名で出場は可能です。私は、その場限りのリラで登録してましたから。」
マナは考えた。もしかしたら、ココロという名前も恐らくは偽名なのだろうと。
この日はみんなで学生寮へと帰り、
みんなで大浴場で温まった。
カナリーはこの日、ずっとリーナから離れなく、
リーナもどこか嬉しそうにしていた。
サマーデュエル本選
決勝ブロック
出場者
カナリー・アステライト
エリナ・シャアトレスタ
リルフ・イオタル
アンセル・ルナールン
シスターミアリーゼ
ジェイク・ウェイク
スライス仮面
ココロ
計8名が決勝ブロック決勝へと進むことが出来た。
「皆様~!おはようございます!本日も天気がとても良いですね!本日の解説も、昨日に引き続き、ラフィー・ルンルーナと、レイラ・ティアハートがお送りいたします!最後までお楽しみください!何卒よろしくお願いします!」
以下対戦表トーナメント方式
ココロ
リルフ
スライス仮面
シスターミアリーゼ
アンセル
エリナ
ジェイク
カナリー
とシャッフルで決まった。
リルフは白目になっている。
「てか、僕なんかが決勝ブロックまで来れたのは奇跡なんだよ!ほんとに!」
ケーシィはリルフに渇を入れる。
「その、僕なんかが、というのやめなさい。他の選手に失礼ですわよ!あなたは、あなたの実力でそこまで上がった。誇りなさい!わたくしでも行けなかったのですから!」
(本当は、カナリーさんと戦いたかった。いつか必ず。)
リルフは、思い直し、自分の頬を自分で両手で叩いた。
「…ごめん!僕、頑張るよ!さっきのは、ケーシィや決勝に来れなかった人に失礼だった。ごめん。」
「それでいいんですわ!頑張りなさい。わたくし達は応援席から応援してますわ。」
マナ達はカナリー達を応援するべく、観客席に移動した。
控室にて
ココロはゆらゆらとぼーっとしている。
相変わらず仮面を付けており、その顔は分からない。
スライス仮面は正座をし、待っている。
「ゔっ!足つったぁ…!ふぇ…。」
足がつったらしい。
シスターミアリーゼは、神に祈っている。
「この場の皆さんに神のご加護があらんことを。」
アンセルはポケットに手を突っ込み、耳がぴょこぴょこしている。
彼女は探偵部アライバルの部員であり、混合キツネの獣人種である。
ジェイクは腕立て伏せをしている。
彼の体から熱気が出ている気がする。
数を数えているらしいが、今で100回を超えている。
エリナとリルフ、カナリーは3人で控室に入る。
アンセルがカナリーに気が付いた。
「お、やっほ~元気してた?君達も出てたんだね。今日はよろしくね~。」
物腰柔らかなイメージで話しかけてくれた。
「あ~~!!久しぶりです!お元気でしたか!わぁ~!」
「あ!こちらは、私のお友達の、リルフ君と、エリナさんです!」
カナリーは2人をアンセルに紹介した。
すると、シスターミアリーゼがこちらに話しかけてきた。
「お初にお目にかかります。わたくし、セレスティア天術学園に所属しております。シスターミアリーゼと申します。本日は何卒宜しくお願い致します。神のご加護があらんことを。」
胸の前で手を組み、慈愛を感じさせる。
「セレスティア…天術…学園…?ってなんですか?」
カナリーが質問する。
シスターミアが軽く説明してくれた。
「セレスティア天術学園とは、天術。魔術とはまた違う力を扱い、学び、祈り、信じる。そんな教育機関なのです。オービット魔術学園さんと交換留学でこちらに来ております。」
清らかで優しい心を感じる。
「よろしくお願いします!ミアリーゼさん!」
カナリーとミアリーゼが握手を済ませると、
アナウンスが響き渡る。
「皆様!長らくお待たせしました!これより、サマーデュエル本選、決勝ブロックが始まります!」
ついに決勝ブロック1回戦が始まろうとしている。
この祭りで何回目か分からない花火が打ちあがった。
第1試合
ココロ vs リルフ
ココロが入場すると、歓声が上がる。
前日に大きな攻撃を行っていた為、良い意味でも目立っている。
優勝候補に名前があがっている。
彼女は無反応であった。
リルフはというと、彼は緊張して体が震えていた。
天術
それは魔術とはまた違う力の事であり、
この世界には魔術以外にも不思議な力で溢れている。
セレスティア天術学園
ハイブヘイヴン国、光鐘都市に本校があり、
モンスター校である。
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