表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私とAIの異世界転生!  作者: 星廻 月華
【花畑編】
PR
60/299

コード59「未来との分岐点」

第59話

前回、マナはモリアに会いにいき、カナリーは手足が自由になってから

輝鳥歴 24年


マナはベッドに寝そべり、目を閉じ

データ整理を行っていた。


いつもより、データ整理がしやすい。

マナはふとそんなことに気が付いた。


体の状態にも、気にかけた。


もしかしたら…。

その確率は33%。


まだ確証はない。確実ではないが…。



データ整理中。



モニカは窓の外を見つめていた。

「今日はとても楽しかったな。明日も良い日になるかな。」



次の日、


マナは目をゆっくりと開ける。


遅い時間まで、データ整理を行っており、

どうして過去に来てしまったのか、

どうすれば、無事に帰れるのか、

マナはそのことをずっと考えていた。


マナの体はマリナの体。

つまり、休息も大事であり、睡眠をとる必要がある。


マナの睡眠時間、6時間。

一応、十分な睡眠時間は取れている。

体を休めつつ、マナは作業していた。


「あ、マナちゃん起きた?おはよ~。朝ごはん食べに行く?」


気が付けば、マナ”ちゃん”と呼ばれていた。

モニカに連れられ来たのは、学園区画の外。

都市の外れにある無人売り場だった。

マナは何故かお腹が空いていなかったため、

モニカの付き添いとして来ていた。


ここでは学生なら、何でも取って行って良いらしく、

様々な食べ物や飲み物が陳列されていた。

何でも飲食して良いとは言ったものの、一人3つまで。

それが学生達の暗黙のルールとなっていた。


「私は…今はいいや。」

モニカは何も手に取らなかった。


「では、私も今は平気です。この場を教えてくださりありがとうございます。」


なぜ、学生なら何でも取って行って良いのかと言うと、

学園側から学生達へ事前にお金を徴収しているから

運営が出来ているとのことだった。


「モニカ様は、何も飲食しなくていいのですか?私も言えた事ではありませんが。」

気になっていたことを質問した。


「あはは、大丈夫だよ。私あんまりお腹空かないから…。」

はにかんだその笑顔は少しだけ不安さを感じた。

モニカからマナも取らなかったと追及はされなかった。


きっと何か事情があるのだろうと、マナはそう思い、

触れないようにしようと頭の中で指令を出していた。


今日は雲からの日の光が少しだけ差し込んでいる。


良い天気になると良いな。


モニカはそう願っていた。


マナは街を歩いていると、一つの光る石を見つける。

マナが光る石を手に取ると、石の模様が変わった。

その石は、青く、深く、渦巻いたように輝いていた。


まるで、夜空そのものを切り取ったかのような、


そんな、輝く石。


マナは、観測演算魔術<スペル・魔視+(サーチプラス)>で

石の情報を見ようとした。

しかし、膨大な情報量で、頭が一瞬ショートしかけた。


倒れそうになり、膝をつく。

こんな石があったなんて、とても興味深い。

また後で、この石の事を調べてみようと思い、

その石を持ち帰った。


.


「モニカ様、魔列車?というのは、石炭を使って運行しているのですね。」


200年前では、魔石を使っての列車ではなく、

石炭を使っていた。これに関しては、自分たちの居た元の世界と同じ原理であるだろう。


「そうなんだよね。でも、石炭は取れる数が決まっているし、消費も多いし、採掘場をまた探さないと~って偉い人が言ってたんだ。そのあたりは大変だろうね。」


200年後では、どうやら、魔石の取れる採掘場がある。

しかし、200年前ではまだその魔石採掘場は見つかっていなかった。



輝鳥歴 224年


カナリーは必死に魔力を抑え込む訓練をしていた。


「ふんぬ~!くっ!ぷはあ~。」


力を入れれば、しぼめることは出来ても、

またすぐに出てきてしまう。


「マナ…どこに行っちゃったの…。」


カナリーの部屋の窓辺には、一羽の鳥が空を見つめていた。






時間の流れない特別で神秘的な空間


光り輝く粒子のような大きな木がそこにはあった。


マナの小さな行動により、

世界が大きな木の枝のように、いくつも分岐した。

その分岐は止まる事を知らずに、

無数に枝分かれしていた。


いくつもの世界が生まれ、その先は…燃えていた。

元の世界線、大きな木本体にも、火が伸びようとしている。


「これは…一体…。世界が…。」

辺り一面が夜空のような空間で魔女帽を被った1人の少女がポツリと呟いていた。


マナの行動により、未来が大きく変わってしまう。


マナが大事に思っているカナリー、そして世界

その全てを失うことになるとは、

この時のマナはまだ何も知らなかった。

過去と現在、その二つが重なっては解れ

そして、崩壊する。


過去と未来、分岐した世界、数多の物語が交差する。



第59話、読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ