#24 寝る娘が育ってねぇ!?
麗美と蘭子は吸血鬼の姉妹である。
生活の保障と引き換えに国家への協力を要求された2人は、社会に紛れて人を喰らう無法の吸血鬼たちと長年戦ってきた。
その結果、吸血鬼による犯罪は激減し、姉妹の仕事はもっぱら自宅警備と宅配受取になった。
この物語は、そんな哀れな吸血鬼姉妹の日中寝てるのに夜も寝ちゃうことがある姉、麗美と、
部屋が暗いから割と午前中も起きてる妹、蘭子と、
夜型の隣人のせいで昼間もすげぇ眠い対吸血鬼班の刑事であるジローの壮絶な戦いを記した短篇集である。
「ちょわーっす」
ジローはそう挨拶して、麗美と蘭子の住む部屋に入る。部屋の鍵はジローがこっそり作っておいた合鍵で開けたのだが、ジローの部屋の合鍵も麗美がいつの間にか盗んでいたのでおあいこである。
公務員だからって何やってもイイわけではないと思うゾ♪
ジローが部屋を見渡すと、普段は起きている麗美が珍しくベッドで眠っていた。
「珍しいな……」
眠れる吸血鬼を、じっと見つめるジロー。スカートの先にある麗美の生脚が、時折すり合わされる。
「……」
ジローはそーーーーっと眠る麗美に近づき、姿勢を低くしてゆーーーーーーーっくりとスカートをめくり上げようとする。
その背後に気配を感じたのか、ジローは凄まじい勢いで振り返る。
引き戸の隙間から、蘭子がジローの淫行を覗いていた。
「見たな~……」
慌てて引き戸を閉める蘭子。目覚める麗美。スカートめくり実施中のジロー。
終わった。




