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#18 ツンデレイテーショニズム!?

 麗美と蘭子は吸血鬼の姉妹である。

 生活の保障と引き換えに国家への協力を要求された2人は、社会に紛れて人を喰らう無法の吸血鬼たちと長年戦ってきた。

 その結果、吸血鬼による犯罪は激減し、姉妹の仕事はもっぱら自宅警備と宅配受取になった。


 この物語は、そんな哀れな吸血鬼姉妹のデレが強い姉、麗美と、

 今は二次元が最高な蘭子と、

 別にお前のことなんて好きじゃないんだからな対吸血鬼班の刑事であるジローの壮絶な戦いを記した短篇集である。


「ジローって」

 雑誌を読みながら、麗美が言った。

「ツンデレなの?」

「……は?」

 ジローは不機嫌そうに応える。

「で、ツンデレなんでしょ?」

「……うーん」

 悩むような声を出すジロー。

「どうしたの?」

「いや、ここでムキになって否定するとモロツンデレだし、かと言って肯定する気も無いし……」

「クールに否定するのは?」

「それしかないか」

「じゃあ、試してみましょう」


「ジローって、ツンデレなの?」

「いや、違う」

「本当に?」

「ああ」

「本当~?」

「しつこいな。本当だ」

「うっそだ~~」

「あ~、だから違うって、ツンデレじゃないって」

「ツンデレっぽい」

「違うっての!! ツンデレじゃねぇよ!」

 顔を紅潮させて否定するジロー。

「うん、ちょっとツンデレっぽいね」

「……確かにな」

「もっと工夫しないとダメね」

「考えるかー……」


 ――30分後


「ジローって、ツンデレなの?」

「ツンデレではない! お前にデレデレだ!」

「よし、完璧ね!」

「死ね」

 

 デレツンになった。


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