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#17 ちっぱいがちっぱい

 麗美と蘭子は吸血鬼の姉妹である。

 生活の保障と引き換えに国家への協力を要求された2人は、社会に紛れて人を喰らう無法の吸血鬼たちと長年戦ってきた。

 その結果、吸血鬼による犯罪は激減し、姉妹の仕事はもっぱら自宅警備と宅配受取になった。


 この物語は、そんな哀れな吸血鬼姉妹のちっぱい姉、麗美と、

 かなりちっぱい妹、蘭子と、

 筋肉ムキムキ細マッチョメンの変態である対吸血鬼班の刑事であるジローの壮絶な戦いを記した短篇集である。


 麗美のベッドに腰掛け、携帯ゲーム機でモンスターをハンターしちゃうゲームをしているジロー。そんなジローに、麗美が近寄る。

「……?」

 疑問符を浮かべ、ジローは顔を上げる。そんなジローの膝上に、強引かつちょこんと座る麗美。

「……なんだ?」

「試しに……触ってみる?」

 突然の誘いに、ジローは携帯ゲーム機をそっと置いて、麗美の緩やかな胸部に後ろから手を伸ばす。

 さわさわ。

「……どう?」

「……」

 無言で触り続けるジロー。


 ――5分後。

「あの~……」

「……」

 さわさわ。


 ――10分後。

「そろそろ……」

「……」

 さわさわ。


 ――15分後。

「……」

「……うん」

 さわさわ。

「やっぱり、巨乳の方がいいな」


 ジローの顔面に吸血鬼エルボーが炸裂する。

 


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