第19話「俺が頭を下げるのは今日で最後です」
翌週の月曜日、出社してパソコンを立ち上げると、東湾低温物流センターの夜間作業報告が届いていた。第一段階の一回目は予定どおり終了。俺は金曜の作業前確認までしか見ていないが、週末は現場担当と設計、それから楠で回り、結局こちらへ電話は一度も来なかった。
「神堂部長、おはようございます」
紙のコーヒーカップを持った楠が、俺の机へ資料を置く。
「おはよう。昨日、問題なかったみたいだな」
「はい。夜中に一回だけ客先から確認がありましたけど、予定表の範囲だったので私の方で返しました。部長、ほんとに電話来なかったでしょう?」
「ああ。逆に少し気になった」
「ちゃんと回ったってことです。部長が全部持たなくても大丈夫ですよ」
二十年以上、何かあれば呼ばれる側だった。少し寂しい気もするが、誰か一人が欠けたら止まる仕事よりずっといい。
「二回目も昨日と同じ体制でいけそうです。部長は変更点だけ見てください」
「分かった。ありがとう」
戻りかけた楠が、思い出したように振り返った。
「そういえば今日ですよね。法務の最終確認」
「午後二時から」
「……頑張ってください、でいいんですかね」
「俺も分からない」
「じゃあ、普通に戻ってきてください」
その一言だけ、いつもより少し柔らかく聞こえた。
「それならできそうだ」
今朝、法務の最終確認があると知っている詩乃は、玄関で俺を抱きしめてくれた。
前に大事な打ち合わせで緊張していた朝、「抱擁には、緊張や不安を和らげる効果が報告されています」と言って抱きしめてくれたことがある。あれ以来、俺が少し構えている日にだけしてくれる、小さなおまじないみたいになっていた。
「何かあっても、一度落ち着いてお話しください」と送り出された時は少し笑ったけれど、今はその体温を思い出すだけで、本当に肩の力が少し抜ける。
予定表には、総務・法務・知財合同確認。前みたいに芦屋常務と俺だけで話す場ではない。それに、今日は何が出てきても冷静に話せる気がしていた。
◇
会議室へ入ると、社長、人事部長、総務部長、法務・知財の担当者、それから芦屋常務が揃っていた。法務担当の前には厚いファイルが三冊ある。
「神堂君。今日は二つに分けて確認する。君の社外技術の帰属と、その確認の過程で見つかった案件管理上の問題だ。南第二倉庫についても、芦屋常務から提出された資料を受けて元記録まで確認している」
そこで南第二が出てきた理由が分かった。俺の社外技術と会社業務のつながりを示す材料として、芦屋常務自身が持ち込んだ資料だ。
最初は熱拡散材の方だった。法務担当が、前回提出した記録の照合結果を読み上げる。会社資産や非公開情報を使った事実は確認されず、社外開発としての分離も記録上確認できたという。
「現時点では、神堂さんの社外技術を会社成果として扱う根拠は認められません。将来、法人化や量産で競合範囲が変われば改めて確認しますが、現在の適用開発契約について会社が権利を主張する予定はありません」
「ありがとうございます」
「しかし、少し結論を急いではいませんかね」
芦屋常務が社長へ向けて言った。
「神堂君は長年、当社で冷却設備や温度管理に関わってきた。南第二でも局所温度への対策を検討している。今回の材料も、職務経験から派生したと見るのが自然でしょう」
さらに俺へ視線を向ける。
「彼は昔から技術的な懸念を重く見すぎるところもある。南第二でも、現場が進行可能と見ていたところを自分の判断で止め、顧客対応は管理側が引き取った」
知財担当がすぐに返した。
「技術帰属と判断傾向は分けてください。南第二で使われたのは市販品で、今回の材料構造や製造方法とは一致しません。職務経験が本人の知識へ影響することと、会社秘密を利用したことも同義ではありません。その線引きを今日確認しているところです」
社長も頷く。
「会社としても、その整理で進める」
芦屋常務は小さく息を吐いた。
「決定であれば従います」
◇
法務担当が次のファイルを開いた。表紙には、南第二倉庫。
「こちらは、芦屋常務から提出された資料を受けて元記録まで確認したものです」
去年、引き渡し前に再試験を求めて、俺が工程を止めた案件だ。技術確認が終わる前に顧客へ日程が伝えられ、俺は微量の漏れを疑って延期を求めた。その後、本当に漏れが見つかった。
人事部長が承認履歴を表示する。
技術確認完了前。顧客へ引き渡し日を回答。承認者――芦屋常務。
「営業上、予定を示す必要があった。確定ではなく目安だったはずだ」
法務担当が顧客メールを開く。
「『この日程で引き渡し可能です』とあります。目安という表現はありません」
芦屋常務の眉が動いた。
「それでも、現場はほぼ完了していた。神堂君が再試験を要求しなければ予定どおり進んでいた」
「再試験要求には、漏れ発見前の段階で品質部門が同意しています」
品質記録も出る。継続的な異常値、再確認推奨、その後の微量漏れ確認。
「結果論ではないか」
「漏れ発見前の記録です」
人事部長の返事は短かった。
続いて、当初の案件報告と人事評価用の要約が並ぶ。当初版にあった『管理側判断により、技術確認完了前に顧客へ日程回答』という一文は、評価用の要約では消え、代わりに『業務統括側の再確認判断により工程遅延』と書かれていた。
「この要約は芦屋常務名で添付されています。漏れ確認後も神堂部長の『工程管理不足』評価を訂正しなかった理由を説明してください」
「顧客対応まで含めれば、問題がなかったとは言えない」
「神堂部長が承認した、どの判断が問題だったのでしょうか」
返事はなかった。
さらに一覧が出る。南第二と似た形で、管理側が技術確認前に条件を回答し、問題後の最終報告では担当部署側の遅延や調整不足が強く書かれた案件が、過去三年でほかにもあった。
そこでようやく分かった。会社が芦屋常務を追及しているのは、俺を助けるためじゃない。承認した人間と責任を負わされた人間が繰り返しずれること自体を、会社のリスクとして見ているんだ。
社長が芦屋常務へ向き直る。
「顧客対応上の判断だったという説明を全て否定するつもりはない。だが、判断した者と記録上の責任者がずれる運用は認められない。まして人事評価に使うならなおさらだ」
「私一人が書類を作っているわけではありません」
「だから、君一人を今日ここで処分する話にはしていない。その運用も見直すということだ」
今後は、技術条件を伴う対外回答には技術側の確認と承認者を残す。人事評価用の案件要約も元記録と結び付ける。
人事部長が続けた。
「南第二は神堂部長の管理不足という評価根拠から外します。また正式監査が終わるまで、芦屋常務は神堂部長の人事評価と外部活動・知財確認から外れ、重要案件の単独承認も停止します」
「私への処分ということですか」
「処分は役員会で別途扱う。今日は利害の重なる権限を外すという話だ」
完全に失脚したわけではない。それでも、俺を責めるために出した南第二から過去のやり方まで掘り返された。面白いはずはなかった。
社長が俺を見る。
「神堂君。南第二の記録を長くそのままにしていたことは申し訳なかった」
「ありがとうございます」
頭を下げてから、一度だけ息を整えた。ここまで会社が見直すのなら、今のうちに言っておきたいことがある。
「社長、ひとつお願いがあります」
「何だね」
「私自身の判断が間違って、お客様や現場へ迷惑をかけた時は、これからも私が頭を下げます。ただ、確認前に誰かが約束した条件を成立させるために、最後だけ現場が謝るやり方は、今日で最後にしてください。私だけでなく、今残っている人たちに対してもです」
社長は、はっきり頷いた。
「そのための記録ルールだ。例外にはしない」
「ありがとうございます」
必要な時に、自分の責任で下げる頭なら、それでいい。
◇
会議室を出ると、芦屋常務が少し遅れて後ろから出てきた。
「神堂君」
呼ばれて振り返る。
「君は、ずいぶんうまく立ち回るようになったな」
褒めている声ではない。むしろ、会議室の中より感情が表へ出ていた。
「記録を残しただけです」
「法務も人事も巻き込んで、昔の案件まで掘り返させて。それで自分だけは会社の外で好きなことを続ける。随分と都合のいい話じゃないか」
「南第二を持ち出したのは、私ではありません」
芦屋常務の口元がわずかに歪む。
「そうやって、全部こちらのせいにするわけか。二十年以上この会社で飯を食って、得た経験だけ持って外へ出る。会社に守られている間は随分気楽だろうな」
胸の奥に小さく熱が上がった。それでも、ここで言い返して同じ土俵に乗る必要はない。
「会社で得た経験まで自分一人の力だとは思っていません。会社の成果を持ち出すつもりもありません。そのうえで、私個人のものまで会社のものにはしない。それだけです」
「……正しい記録さえ残せば、正しい人間が勝つ。そんなふうに世の中ができていると思えるなら、幸せなことだ」
低い声だった。皮肉なのか忠告なのか、わざと曖昧にしたようにも聞こえる。
「せいぜい、今のうちに好きにやるといい。会社の看板がなくても同じように通用するのか、見ものだな」
それだけ言うと、芦屋常務は今度こそ背を向けた。
最後まで、自分のやり方が否定されたとは考えていないらしい。むしろ、思い通りにならなかったことそのものを恨んでいるように見えた。
その背中を見送り、俺も自分の部署へ戻った。
◇
席へ戻ると、楠が俺の顔を見た。
「普通に戻ってきましたね」
「約束したからな」
「どうでした?」
「話せる範囲で言うと、一段落」
「なら、よかったです」
楠の肩から、わずかに力が抜けたように見えた。楠は詳しく聞かず、東湾の二回目の夜間作業計画を机へ置いた。
「客先、設計、現場で先に詰めました。部長は変更点だけ見てください」
色が付いているのは三か所だけだった。
「よくできてる。俺、いらないな」
「でも、最終承認印を押す人としては必要です」
「急に寂しい必要性だな」
二人で笑う。俺がいなくても回るのは、仕事がなくなったのではなく、渡すべき仕事を渡せたということだと思えた。
◇
その日の夜、玄関を開けると、詩乃が待っていた。
「おかえりなさいませ、マスター」
「ただいま」
鞄と上着を預け、ネクタイを緩めてもらってから、ようやく息を吐いた。
「終わったよ。俺たちの技術を会社のものとして扱う根拠はないって。南第二の記録も直す。芦屋常務も、俺の評価と外部活動の確認から外れることになった」
詩乃の肩から、ほんの少し力が抜けた。
「お疲れさまでした、マスター」
「詩乃が一緒に整理してくれた記録も、最後まで役に立った。ありがとう」
「お役に立てたのでしたら、嬉しいです」
俺は少し笑って、両腕を広げた。
「朝のハグ、ちゃんと効いたよ。おかげで最後まで落ち着いて話せた」
詩乃は一瞬だけ目を見開き、それから嬉しそうに俺の胸へ入ってきた。
「では、帰宅後の分も必要ですね」
「今日は多めに頼む」
「はい。たくさん労わせてください」
抱きしめる腕が、いつもより少し強い。背中を撫でる手の温かさに、会議室で張っていたものがゆっくりほどけていく。
「マスター。今日は、私にたくさん甘えてください」
「じゃあ、遠慮しない」
そう答えると、詩乃が嬉しそうに抱く腕へ力を込めた。肩口へ頬が触れ、背中を撫でる手がゆっくり何度も往復した。
四十五歳にもなって、恋人に抱きしめられたまま甘えるのはどうなんだと思わなくもない。けれど今日は、それを考えるのもやめた。
「お疲れさまでした、マスター」
すぐ近くで繰り返されるたびに、もう少しこのままでいたくなる。
しばらくして少し身体を離すと、詩乃の手が首元へ触れた。促されるまま少し身を屈めると、額へ口づけられる。次は頬。それから唇。
「まだ足りませんか?」
「……今日は、もうちょっと甘やかして」
「はい。いくらでも」
その返事のあとも、詩乃は本当に何度も抱きしめて、撫でて、キスをしてくれた。寝室へ移ってからもそれは変わらず、その夜は久しぶりに、何も考えず詩乃へ甘えることだけにした。
◇
翌日の午後、人事部長から社長室へ呼ばれた。中にいたのは社長と人事部長だけだった。
「神堂君、昨日とは別の話だ。前から役員会で出ていた話を、この機会に正式に伝えたい」
人事部長が一枚の資料をこちらへ向ける。
執行役員候補。
「……私がですか?」
「そうだ。東湾だけじゃない。ここ数年、複数部門の調整を実際に担ってきたのは君だ。今回の件への慰労ではなく、外部活動とも切り分けて評価している」
来期からは、部門横断の案件管理と責任者育成、役員会への参加も増える。給与も権限も上がる。二十年以上働いてきたことを認めてもらうのは、素直に嬉しかった。
人事部長が、もう一枚資料を重ねる。
「社外活動も、今回整理した線を守るなら続けて構いません。将来法人化する場合は、会社との業務提携や共同開発、少数出資も検討できます。必要なら提携金融機関の紹介も可能です」
「そこまで、ですか」
社長が頷く。
「会社としては君に残ってほしい。社外事業を敵にするより、線を引いた上で組めるところは組んだ方がいい」
ありがたい話だった。少し前まで社外技術を会社のものだと言われかけていたのが嘘みたいだ。
それでも、最初に浮かんだのは肩書きでも給与でも出資でもない。詩乃と作る会社や、あの土地に作りたい秘密基地。自分たちで選んだ技術を、自分たちで育てていく暮らし。もう、そちらを手放してまで会社へ残る未来は、ほとんど想像できなかった。
「光栄です。そこまで考えていただけることも、本当にありがたいと思っています」
本心だからこそ、期待させる言い方はしたくない。
「ただ、今は社外の事業を本気で進めたいと考えています。条件を見ずに今日断るつもりはありませんが、役員になることを前提に期待していただくのも違うと思います」
社長は少し意外そうな顔をしたあと、頷いた。
「分かった。それでも条件は持ち帰ってくれ。来週いっぱいで返事をもらえればいい」
「ありがとうございます。きちんと考えてお返事します」
昨日は自分の成果を会社へ持っていかれないための話をして、今日はその会社から残ってほしいと言われている。人生は、たまに順番がおかしい。
◇
その日の帰りは、少しだけ早かった。七月の夕空はまだ明るく、会社を出た途端、昼間の熱が残る風に包まれた。
帰宅して夕食を済ませても、社長室で渡された資料のことが頭から完全には離れなかったらしい。
食後、詩乃が俺の前へ温かいお茶を置き、向かいへ座った。
「マスター。今日は、昨日とは違うことで悩んでいらっしゃいますね」
「やっぱり分かる?」
「はい。お帰りになってから、何度か考え込んでいらっしゃいましたので」
俺は湯気の向こうにいる詩乃を見た。
「実は、昇進の話が来た」
詩乃が一度瞬きをした。
「おめでとうございます、と申し上げてもよろしいでしょうか」
「そこ、俺もまだ分からない。執行役員になっても外の事業は続けていいし、法人化したら会社が出資や提携を検討するってところまで言われた」
「かなり強く、残ってほしいと思われているのですね」
「ああ。評価してもらえたのは素直に嬉しいよ」
それでも、話を聞いた時に最初に浮かんだのは、肩書きでも給与でもなかった。詩乃と工房にいる自分だった。
「条件はちゃんと見る。でも……たぶん、詩乃にはもう分かってるだろ」
詩乃の表情が柔らかくなる。
「はい。マスターは、会社へ残る理由より、私たちで進む方法を考えていらっしゃいます」
「ばれてるな」
「マスターのことですので」
詩乃が俺の手をそっと握る。
「急いでお決めになる必要はありません。マスターが選びたい方を、ゆっくり考えてください」
「うん。そうする」
返事は来週まででいい。そう思うと、今夜すぐに条件を一つずつ比べるより、先に見たくなったものがあった。
自宅のPCを開き、最近使ったファイルから、山と木立、その奥に古い研修施設が写った写真を開く。前に詩乃と見に行った、あの土地だ。
「マスター。昇進のお話を確認されるのでは?」
「そのつもりだったんだけど、こっちが先に目に入った」
あの日、秘密基地なんて言って笑った場所。役員になればできることは増えるし、認めてもらえたことも嬉しい。それでも、写真を開いた瞬間に考え始めたのは、あの建物をどう使うか、どこに家を建てるか、詩乃と何を作るかだった。
「明日、条件はちゃんと見るよ。でも、たぶん比較する前から、だいぶ傾いてるな」
「存じています」
詩乃が俺の肩へ軽く頭を預ける。画面には、まだ何も決まっていない土地候補が映っている。会社に残る未来を捨てたわけではない。ただ、今の俺が楽しそうに考えられるのは、明らかにこちらだった。
◇
しばらく二人で写真を眺めたあと、詩乃がふと思い出したように立ち上がった。戻ってきた手には、細長く切った紙が二枚とペンがある。
「マスター。本日は七夕です」
「そういえば、七月七日か」
ここ数日は会社と契約のことばかり考えていて、完全に抜けていた。
「笹はありませんので、短冊だけですが」
詩乃が一枚を俺の前へ置き、椅子を寄せて隣へ座る。
「願い事、書くの?」
「はい。季節行事として、経験してみたいと思いました」
その言い方が少し嬉しかった。前の詩乃なら、行事の意味や由来を説明して終わっていたかもしれない。今は、自分でやってみたいと言う。
「じゃあ、書こうか」
少し考えて、ペンを走らせた。
――詩乃と、もう少しゆっくり過ごせる時間が増えますように。
仕事を減らせばいいだけだろ、と自分でも思う。けれど、さっき土地の写真を見ながら考えた生活には、こういう時間もちゃんと入っていてほしかった。
隣を見ると、詩乃は俺より長く考えていた。
「決まらない?」
「はい。マスターがお喜びになる願いでしたら、複数候補があります」
「俺じゃなくて、詩乃の願いでいいんだよ」
詩乃が一度、手元の短冊を見る。それから、ゆっくり書いた。
――マスターと、まだ知らないものを、たくさん見られますように。
「それ、見てもいいやつ?」
「はい。これは、隠す必要がありませんので」
「そっか」
俺の願いも見せる。詩乃は読み終えると、少しだけ目を細めた。
「でしたら、叶えるための時間も予定へ入れましょう」
「願い事って、そうやって実行計画にするものだっけ」
「叶う可能性は高い方がよいかと」
「詩乃らしいな」
二人で笑った。笹の代わりに、二枚の短冊を窓辺へ並べる。
昇進の返事は、まだ決めなくていい。ただ、今の俺がどんな未来を楽しみにしているのかだけは、短冊に書く前より少しはっきりしていた。
【カクヨム版・サイドストーリーのご案内】
本作品は「カクヨム」でも連載しています。
「小説家になろう」版では、掲載基準に合わせて一部の表現を調整していますが、物語の展開や設定に変更はありません。
また、カクヨムでは本編とは別に、詩乃の視点から描いたサイドストーリーも公開しています。
第1話は一般公開、第2話以降はサポーター限定公開となっています。
ご興味のある方は、作者プロフィールに掲載しているカクヨムへのリンクからご覧ください。




