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重瞳  作者: 床擦れ


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第二

【辛肚】


「そうですか。水子みずこが──」

 意味いみつかみかねた。ただ何故なぜてきたらしい。

だれが?」

 こたえはい。それがこたえなのか。

「どうやって?」

ははんだのです。わたしらぬところで」



【予言】


なにもしてやれなかった」

 うらめしそうにおとこった。そのとおりであると、わたしおもった。

 うなぎ店頭てんとうにある。

 生前せいぜんねとはなったではないか。まえなせたのだ。

 わたしもなのか。



【紅顔】


 嬰児みどりごである。まるもちようはだ

 わらっている、それが心地ここちい。きっと、この善人ぜんにんそだつ。

 文字もじおおきくる。

──Love & Peace

 そのとおりなら何故なぜ貴様きさま自身じしんわぬ。



【野屎】


 腹痛ふくつうえかね、もりなかはいった。

 啼声ていせいかぜかないが仕様しようし。

 ふんどしこしろす。雉射きじうちもみょうだ。

 跫音あしおとこわい。けものこわい。

 足元あしもとむし。これが一番いちばんこわい。

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