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重瞳  作者: 床擦れ


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第一

『重瞳』


真実しんじつめた……ほう。いではないか。そのまま精進しょうじんしたまえ。そしてかみりたまえ。そうであろう? かみはその世界せかいいて全知全能ぜんちぜんのうなのだ。存分ぞんぶんこもればかろうや」



『祭牢』


神足かみたり神足かみたり

 むらんでいる。ばちらねばなるまい。

い、うまざけがあるのだ」

「それはい、ませろ」

 うまざけり、気分きぶんく、すこった。

「さあ、此奴こやつ頭蓋ずがいってくれ」



『河畔』


かわながひとし、

とり翩翩へんぺんはなく。

おび仕込しこんだかんざしと、

なけなしの絹糸きぬいとを、

にすおんな顔隠かおかくし、

おとこかなでり。

ころもらぬとはだけ、

こころらぬとかさぬ。

淮水わいすいはん嬌声きょうせい数度すうど



『香趾』


 あしっていた。出先でさきえき金属きんぞく車輪しゃりんこすれるおと

 ひるだ。なにべたい。出汁だしかおり。かつおなのか。

 いなあ。なら蕎麦そばか。


 いえちかくの蕎麦屋そばやはいる。かんじたとおりのあじかおりがした。

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