太陽疲れました
神様だからテストなんて余裕です
「編入試験ってこんなに面倒なの…?」
あの後無事に女の子に門番を通らせてもらい無事学校に着いたはいいものの、知らない人間に根掘り葉掘り聞かれた上にテスト?を受けさせられて、気が付けば私の象徴はもうオレンジ色に変わっていた。
家族構成なんて言えるはずがない。だって神様だもん。バカ正直に話したら人間には理解できないことくらい私にも分かる。
だから海外から一人で来たことにして何とか納得してもらった。勝手に居なくなったことにしてごめんなさいお父様お母様。居なくなったの私だけど。
テストってやつも意味がわからなさすぎる。人間の子供はこんなことを毎日してるの?そりゃ神様だからひょーいってやれば一瞬だったけど、これから毎日こんな事しなきゃ行けないなんて…早くも地球に来たことを後悔し始めてる。
とりあえず明日からセイフクは着れるみたいだから良しとしよう。
そう思って学校を出ようと大きな門へ向かうとそこには黒髪の少女が立っていた。
「あの子…」
そう。私が強引に案内させた人間の少女。
あんなところで何してるのかな。
「あっ、編入試験終わったんですね…急に言うからびっくりしましたよ」
「まぁ余裕よ余裕。そんな事よりこんな所で何してるの?家の帰り方忘れた?」
「あ、えっと、あなたを待ってて…」
「へ?どうして?」
私を?どうして?案内が終わったのだから役目は終わって帰ればいいのに。
「心配、だったんです」
私が人間に心配される…?
神様が?
「ふ、ふふふふふ!」
つい面白くて笑みが溢れる。
「貴女良い人ね!気に入ったわ!お名前は?」
「あ、えっと…瀬祢…です」
「セネ!いい名前ね!私は…トリィ!トリィよ!私達きっと気が合うわ!トモダチになりましょう!明日からよろしくね、瀬祢!」
なるほど人間は面白い。こうやって友好関係を築いていくのね。
初めての人間の友達。やっぱり地球は面白い!
「トリィさん…!友達、そうですね。きっとなにかのご縁だと思います。明日からってことは無事編入できたみたいですね。良かった…」
まるで自分の事のように控えめに微笑む彼女はまるで女神のようだった。神様が言うのだから間違いない。
「トリィさんさえ良ければ一緒に帰りませんか…?」
あぁ!本当に瀬祢は面白い!友達って素敵!
そんな素敵なお誘い断る方が失礼だ!
「もちろん!一緒に帰ろう瀬祢!」
「ところでトリィさんのお家ってどこなんですか?」
「え」
そういえば私、家ないじゃない。
やっとネームドキャラが増えました。
まだ増える予定です。
神様だから家建てるくらいひょーいってできるので安心してください。




