↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
246/306

クリスタル・ロード 0246  自白

 ここは領主の館、例の捕虜に関しての会議が行われている。


メンバーは領主、父さん(衛視隊長)、自分、フレア(オトリ)、リーシャ母(魔法塾教師)、リーシャ、領主の側近達。

今回の事件への関係者での聴取である。


 そして捕虜(誘拐犯)は遠方の某小国からの派遣と自白したそうだ。

なぜここではっきりさせず某小国などと言うかだが、自白が事実とは限らないから。

つまり偽の情報流すことで他国との争いを煽ったり、混乱させる意図があり得るので裏付けが取れるまでは仮情報としておくためだ。


 その某国は竜王国の向こう側、遠方に位置し「水の国」と呼ばれるほど湖や川が多く、水産資源に恵まれほぼ自給自足で成り立つ国であるとのことで、故に農業・商工業も育たず貿易も少なく、食べるには困らないが昔から貧しい国だそうである。


 「魔法に関しても召喚術が少々程度で、さほど使えずだね」


領主が一通りの説明を終えると皆が頷いた。


「それであの魔物がその国の秘宝ですの、あれ一体で。 珍しい獣魔とは思いましたがねえ」


フレアが呆れたように言った。


「なかなかしぶとかったんだろ? 彼らによると大抵の敵はあれで追い払えたそうだよ、遺跡の剣が無ければ危なかったんでは」

「もう少し時間がかかったかなとは思いますが・・・」


フレアが渋い顔をしているが領主の懸念の通り、フレアの魔力が枯渇しそうだったが今はそれを言うまい。 

自分だってリーシャの協力とあの剣が無ければ危うかった。


 「捕獲できたのは幸いだしね、彼らには十分働いてもらおうと思うよ。 できればあの国にも協力してもらってだ」


領主は笑顔でそんなことをの賜(たまわ)るが、そんなことができるだろうか。

敵を使うには人質をとるか服従魔法をかけるかだけど、あてがあるかな。

服従魔法はかなり難しいと聞いたことがあるし、人質と言っても誰をだ? 敵グループの一人で済むだろうか。


「人質をとるのも方法ではあるができれば避けたいところだね、自主的に協力してくれるのが望ましい・・ そこでだ」  


自主的? 敵のスパイがですか、この人は何を言い出すんだか。

自主的に協力してくれる敵なんて聞いたことが無いですが、どうやってそんな事を?

もしかして呪術ですか、協力しないと・のたうち回るような激痛がおきるとか・・。


 「みんな僕をなんでそんな目で見るのかな、変なこと考えてないかい?」


領主が言うので回りを見ると自分だけではなかった。

そうだろう、この人ならサラッとそんなことをしそうな気がする。

皆横目で他人の事を確認している。 そうだろうそうだろう。


「あのねえ~~ 、 おほん。  そこでだ、某国を調べに行ってもらおうと思う」


調べに? その国を・・・・なぜ。


 「それはね、自白の裏付けを取る意味があるしあの国の実情をよく見てもらおうと思うからだよ、良い面も悪い面もね」


実情を・・・・見る?  そんなことで、彼らが協力をするのか?

この人はちょっと何を考えているかわからない時がある。

でも、この人は・・・・・・


「行ってくれるよね、ネビィ君」


は? 自分?

領主さんは笑顔でこちらを見ている。 


「わかり・・・ました」


ずいぶん遠くだし目的が今ひとつわからないが、ご命令なら従いましょう。

少し面白そうでもある。   



 「じゃあ私も行きます」


隣のリーシャがそんなことを言い出した。

リーシャ母がその隣で「あら!」という顔で見ている。



「それなら私も行きますわ、最後までお付き合いいたしますわよ」


フレアが当然というように笑顔で見つめている。

この人がいると事がややこしくなりそうだが良いのだろうか。


「じゃあ家族として行ってもらおうか、そのほうが怪しまれないかなと思うし」


 家族ですの? 私は姉? 母? と、フレアがブツブツ言っているが、話が進んで父親役を付けるか、又は別のグループを付けるかなどとなった。

それにしてもあの国までとなると遠い。  

今までで一番の遠出となりそうだ。


水の国、どんなところだろう。




最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

「面白い」、あるいは「まあまあだな」と感じた方は下の欄の

☆☆☆☆☆への入力、ブックマークに登録などをしていただけると

作者への強化や回復魔法となりますので、ご助力をお願い致します。

             m(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。