ドーンってバーンってドカーンって。
オラクルの店を後にし、ローザから補給物資を受け取って、プレミアム・ホークへと急ぐ船長とビー。
船長、心なしか焦ってるみたい。あのオラクルって人、裏の世界で顔が利くんだなー。なんで宇宙船の船長って、そんな人から借金してばっかりなんだろ。と、素朴な疑問を感じつつ、出航準備を急ぐビー。
「ウニャウ、ウニャニャ」
(エンジンは暖機完了、燃料補給もOK,各種スラスター類も順調っと)
「ニャーン」
(いつでも行けるよー)
補給物資を積み終えた船長がコクピットに戻る。
「よし、発進!進路は地球!」
「ニャウニャウニャー」
(オッケー発進!)
ゴゴゴゴゴ、順調に飛び立つプレミアム・ホーク。
あっという間に火星の成層圏を離脱し、宇宙空間へ到達する。
「ニャニャニャー」
(はーやれやれ)
「なんだ、お前、やっぱりいい腕してやがる」
「ニャーニャー」
(そういえばさっきビーの事どこでも粗相するなんていってた!!)
「まぁまぁ、そう言うなよ」
なんてちょっと油断してた、ら?!
ドーン!船体に衝撃が走る。
天井まで飛ばされるビー。そして船長。
「ニャニャ!」
「大丈夫か?!」
同時にお互いの身を案じる。
そして第二波!
バーン!
「フー!!」
全身の毛を逆立てて、戦闘態勢のビー
「まさか、アイツらか!?」
衝撃に耐えるので精一杯で身動きが取れない船長。
「ウギャン」
コンソールパネルを端から端まで走り回り、
目にもとまらぬ早業でコマンドを入力するビー。
「ニャニャウ、フギー」
(メインエンジンがやられてる!!!)
「ウニャーオ」
(スラスターもだ!!)
船体から煙を吐くプレミアム・ホーク号。
完全に推力を失い停止してしまった。
こちらが停止したのを確認するように、ゆっくりと正面から敵の船が近づいてくる。
突入口を突き刺して乗り込んでくるつもりらしい。
身動きが取れず、黙って見ているしかないプレミアム・ホーク。
残り50m、30、20、もう駄目だと覚悟を決める船長とビー。
「最後まであきらめんなよ!」
「ニャニャウ。」
(船長こそ!)
いよいよ来るぞ!と、身構えた瞬間、敵船の横っ腹に炸裂するミサイル。
ドカーン!!!!!
粉々になって散らばっていく敵船。
驚いて、思わず顔を見合わせる船長とビー。
「誰が?!」
「ニャウニャウ?」
(どうなってる?)
「ニャーニャニャ」
(あっ!あの人は…!)




