夢の欠片の行方は?
「それでは魔法日本MJR大会の決勝戦を始めます! 灰色の魔法使い6号のMJR灰6と、望さんのMJRドリームとハチコさんのMJR戦慄の修理が先に直った方の戦いです! それでは戦ってください!」
魔法日本MJR大会の決勝戦が行われようとしていた。
「おやすみなさい。zzz。」
灰色の魔法使い6号は、いつも通り眠りに着いた。これも敵視減少300パーセントのアビリティーのなせる技である。存在を消して眠る姿は、正にステルス。
「あれ!? 灰色の魔法使い6号さんの対戦相手がいませんね!? MJRが直らなかったんでしょうか!?」
望とハチコの姿は試合会場にはなかった。
「俺の夢の藻屑となれ! 夢魔法! ドリーム・カム・トゥルー!」
「今、私は区長を超える! 戦慄魔法! テラー・オブ・ザ・タワー!」
望とハチコはどちらが新型MJRに乗るかで魔法対決していた。こちらの魔法対決が事実上の決勝戦である。
「やれやれ。困ったお子様たちだ。」
呆れるキャサリン。
「魔法日本MJR大会の優勝者は・・・・・・灰色の魔法使い6号さんです!」
審判が優勝者の灰色の魔法使い6号の勝ち名乗りする。
「zzz・・・・・・ん・・・んん・・・はあ!? 朝がキターーーーーーーー!?」
寝ていた灰色6号が寝ぼけながら目を覚ます。
「それでは優勝トロフィーと優勝賞品の夢の欠片です。」
「これはご丁寧に。どうも、どうも。渋谷区のシリアルナンバーの入った夢の欠片、手に入れたぞー!!!」
夢の欠片は灰色の魔法使いの手に渡ってしまった。
「ハチコ! 師匠に歯向かうとは何事だ!」
「師匠こそ! 年なんですから身を引いてください!」
望とハチコは魔法対決の結果、2人共、病院に入院した。全治3か月。
「あの・・・お見舞いに来ました。メロン置いとくね。」
心配した灰色の魔法使い6号が病室までお見舞いに来てくれた。
「そうか。敵視減少300パーセントもあれば戦わないで敵に勝つこともできるのね。良い勉強になったわ。波動砲やメガランチャーの様に火力の強い兵器を開発するだけが全てじゃないのね。でも、どうしようかしら? 新しく開発した、地球滅亡惑星消滅爆弾。廃棄するには惜しいわね。」
知らず知らずのうちにキャサリンは、望の最終目的を叶える爆弾を開発していたのだった。
つづく。




