キャサリンの独り言
「そうか! JRは本来ただの車型ロボットだった。一種の傀儡みたいなものね。そこにパイロットの魔法力を注入して、MJRになる。これだけで10万字1作品できそうね。キラーン。」
エンジニアのキャサリンは今日も絶好調。
「怖い。あの人独り言言ってるよ。」
「ダメ! 危ないから目を合わせちゃダメよ!」
機械のエンジニア、プログラマ、アニメオタクは一般人からは危険物として扱われることもあるだろう。
「あなたは何をブツブツ言っているんですか?」
「独り言だ。気にするな。」
気にするなと言われても気になるから仕方がない。
「始まりますよ! 第1試合!」
たちは魔法日本MJR大会の本選を観戦する。
「第1回戦は望さんのMJRドリームと、さまよえる渋谷人レベル1さんのMJRワンダの対決です。それでは始めてください。」
カーン! っと試合開始のベルが鳴る。
「ガオー!」
さまよえる渋谷人レベル1。これまでの設定で「ガオー!」しか喋っていないはずである。基本型のオーソドックスなタイプなので、武器も盾もなくJRモデルにさまよえる渋谷人レベル1が搭乗しているだけと言っても過言ではない。
「敵が攻めてきたぞ!」
「うわあ!? こいつ喋ったぞ!?」
いきなり望のMJRドリームが喋った。
「MJRにAIを搭載したのよ。だからMJRと会話ができるようになったのよ。」
エンジニアのキャサリンが改造した。進化論としては、車からJRからMJRからのAI搭載型MJRである。
「なんか分からないけど、よろしくな、ドリーム。」
「こちらこそだ。望。」
初対面なので挨拶を交わす。こちらの進化論としては、MJRになり、魔法のスマホになり、召喚獣にもなりドリームも大忙しである。
「いくぞ! ドリーム!」
「おお!」
望とMJRドリームの戦いが始まった。
「望、話の尺がない。一気に勝負を決めるぞ! 必殺技だ!」
「必殺技!? やり方が分からないよ!?」
「私がサポートする! 望! 私を信じろ!」
「分かった! ドリーム! よし! やってやる!」
望は剣を振りかざす。
「必殺! ドリーム・スラッシュー!!!」
「ギャアアアアー!?」
望の必殺の一撃がMJRワンダの夢を真っ二つに引き裂く。そしてドカーン! っと大爆発させる。
「やったー! 勝利だ!」
「第1回戦は、望さんのMJRドリームの勝ちです!」
こうして望は準決勝に進む。
つづく。




