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第2話ヴィーナス「初撃の守り神」

私はヴィーナス・ナガン。


私の人生はそれなりに波乱万丈な暇しないものだった。

そして、様々な過程が起こり秘宝を手に入れた。


勤勉を司る黄金の秘宝。


私は決して勤勉ではない。

ただ、持っている。


秘宝争奪戦で、私は守護者なのだ。

相応しい人間に勤(・)勉(・)を渡さないといけない。


「よぉ、お前が守(・)護(・)者(・)様(・)だろ。ヒョヒョヒョ」


「?」


気付いたときには、眼の前に男が立っていた。

やや小汚い格好をしている。


最初に思ったことは、相応しい人間ではないなと言うことだ。


ただ、私の不意をついて前に現れたということはそれなりの強者なのだろう。

私のフ(・)ィ(・)ク(・)シ(・)ョ(・)ン(・)・(・)テ(・)ュ(・)ポ(・)ン(・)の餌食にしてやる。


「なぁ~に黙ってんだ?まぁいい、このまま死ね!」


男はそのまま突っ込んでくる。


――――――――

貫いた!雑魚女が!


違和感。何だこれは……

手が濡れている?いや、そこじゃない、血なのに冷たいぞ!?


「これが私の能力、フィクション・テュポン」


「なっ」


あの女、背後に立っていやがる。じゃあ俺は何を貫いたんだ!?


「私の周りにある水を操りながら水の形を変える能力。そしてこの能力は圧倒的連撃性を誇る。そして、その濡れた腕。もう分かるな?」


「まさか!?」


この水を変形させようってのか!?どこまでできるかは知らんが、まずい……!早くなんとかしなければ!


「無駄だ。まずは初撃目……!」


腕にかかった水が腕に圧力をかける。グググッと骨がきしんでいく。


「て、てめぇ……」


「二撃目!浴びろ!水の刃を!」


女がペットボトルの水を出し、こちらに飛ばす。

かすかに聞こえる風切り音。


「が、ガードをしなければ……ぐぁぁぁああっぁ」


咄嗟に突き出した右手に所々切り傷ができる。

右手で防げなかった水刃が体を切り裂く。


「これを耐えるか。相当タフなんだな。いいだろう、名乗れ。少しくらいは認めてやろう」


「マルクス、マルクス・ギラティス。お前の名前も聞いといてやる」


「私は。ヴィーナス・ナガン。覚えて逝け……!」


背後から巨大な水玉ができている。

あれに当たると恐らく死ぬ。


防御――――――――いや。攻める。ぶっ殺してやる。


「ナガン……死ねェ!ロード・オブ・キング!ナイフの雨を喰らえ!」


俺のロード・オブ・キングは無敵の能力。

水を操る能力如きが、俺の鉄を操る能力に叶うわけがない!現代社会において鉄は最強の手下なんだよ!


この街から全てのナイフを操り、こいつに浴びせる!死ね、そして秘宝をもらう!


「無駄だ。3秒後に水の槍を味わえ」


3秒?舐めやがって、だがそれが命取り。

俺の後ろにはすでにナイフの大軍。こいつの槍とどっちが早い?5000のナイフの代わりに1本のナイフを飛ばすと、パワーが上がり莫大なスピードで奴を貫ける。


大軍を飛ばすと見せかけて1本を飛ばす。

賭ける。


「貫けェ!ナイフ!」


ナイフを1本、勢いよく飛ばす。

昼間の広場が一瞬、明滅する。異常事態。


一度瞬きする間にナイフは高温になり、さらに加速し、ヴィーナスに届く。


キュイン!という耳障りな金属音がヴィーナスの腕を切る。


ちっ、早すぎて狙いが定まりづれぇ。頭を吹き飛ばすつもりだったが腕を切っちまった。

ナガンの方を見る。腕を抑えているが、水を被せて止血しているようだ。


切れた腕を見る目は驚嘆と言っていた。


「……」


ナガンは沈黙を貫いている。


「はっ、俺が狩られるだけだと思ったかァ?」


「……もう一度言え」


「あ?」


「名前をもう一度言え。これは決闘だ。」


あぁ、こいつ。狂ってんな。いいぜ、乗ってやる。決闘に賭けてやる。


「俺ァ、マルクス・ギラティス。鉄操り(てつあやつり)のマルクス・ギラティスだ。次は忘れんなよ?」


「私はヴィーナス。ヴィーナス・ナガン。貴様とは対等な決闘者だ」


「洒落たこと言ってん、な!」


発射される2本目のナイフ。

攻めるように、暴発するように射出された水の槍。


より早く、より強く、より強い殺気を持ったものがこの勝負を制する。

そう肌で感じるのだった。

筆が乗ってるとこのクオリティ。

いつも筆が乗ってればいいんだけどね。

いつか他の話を大幅推敲します。

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