池袋・欲望解放つけ麺
作品内に出てくるお店は全てフィクションとさせていただきます。
似た店舗があってもけっして感想などで名前を出さないでください。
内容と異なる可能性もあるためです。
あくまでフィクションのお店です。
本日は珍しくつけ麺でも頂きましょう。
池袋は東口へ。
平日と言えどやはり人が多い。
けれど新宿や渋谷などに比べるとどこか落ち着くそんな街。
時刻は昼過ぎで目当ての店は三人並んでいた。
良かったとホッとする。
ここは某SNSで多く取り上げられたためタイミングによっては長蛇の列を成しているのだ。
映えるというのはこの時代とても大切なようだ。
正直そういったものに興味が欠けている、気に入っている店が流行るのは嬉しい(潰れたらどうしようもない)のだがそれで入りずらくなるのはなんとも・・・。
などと考えていると席に案内された。
ここで頼むのはいつも決まっている。
麺とご飯とプリンのセットだ。
店内を見回すとやはり客層は若いよう。
キャッキャッとスマホで撮影している人も多く見受けられる。
店側が許可しているなら広告にもなるし問題ないのだろうがつゆが冷めてしまうよと勝手に心配してしまう。
出されて美味しいうちに食べたいというのは承認欲求には勝てないのだろうか。
まぁ、そんなつまらないことを考えていると運ばれてきた。
めんたい煮込みつけ麺。
つゆにたっぷりの明太子。上にのっているナルトがなんとも可愛らしい。
さっそく麺をつゆにくぐらせて口へと。
ガツンと明太子のうまみがくる。
とろりとゆるめのつゆが麺をつつみ、濃厚なのに優しい味。
明太子は入っているが生臭さはまったくない。
気付けば麺が終了。
いつもならここで終了だがここの店は違う。
米をつゆに。
即席明太雑炊のできあがりだ。
濃すぎないからこそ出来ることだ。
この店は麺は300グラムまで同一料金だがそこは我慢してこれを食べるのが醍醐味。
つゆの一滴まで米とともに食べ終える。
お腹はパンパンで苦しいがここからが一番の楽しみ。
【プリン】
実は個人的な好みで手作りのプリンというのはあまり好みではない。
正直ゼラチンを使ったプリンもどきのが好きですらある。
舌触りの問題だと思うのだが。
少しでも堅さを感じるとイマイチと思ってしまう。
それがこのプリンは完璧なのだ。
まるでカスタードをプリンにしたかのような濃厚でなめらかさ。
明太子でややピリついた舌を優しく包む。
おかわりしたいぐらいだがこういうものは適量で我慢するのがいいのだ。
好きなものにはまって食べ過ぎ飽きるのは私の悪い癖だ。
だから適度に物足りない位がちょうどいい。
かつてコンビニの明太クリームうどんにハマったときは一時的に尿酸値があがった。
心当たりがある程度には食べ過ぎていた。
あれは期間限定というのも悪く作用した。
現状健康だがこれからもとは限らない。
しかし美味しく食べるには健康は必須。
けれどたまにはハメを外したい。
そういった欲望を叶えるのにここは最適だ。
明太欲というのは九州出身だからだろうか。
時折たくさん食べたい。
けれど一人暮らしして知ったのだ明太子って高いと。更に言えば良い物はもっと高い。
親のありがたさを知る材料ですな。
話はそれたがそういった理由でここには定期的に訪れる。
今日も満足。
さぁ、今日は一駅歩こうかな。
僅かばかりの罪悪感逃れを行う私であった。




