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カンファレンス

突然の民間アンデッドイーターの協議に参加しなければならなくなった二人。

そこでの協議の内容は一体何なのだろうか?

今日は『全日本アンデッドイーター組合』通称"J.U.E.U"の協議があるとのことで私達はその場所へ足を運ぶ。

フェイはその組合に渋々属している為、あまりこういうのには参加したくないそう。

民間のアンデッドイーターもこういったJ.U.E.Uに所属する者や民間企業直下の者と二通りあるらしい。

企業直下ではない所謂プライベーターは全てJ.U.E.Uに所属しなければアンデッドイーターとしての仕事は出来ないらしく、縛られることを嫌うフェイにとってはJ.U.E.Uに所属するのは心底不愉快なことなのだ。

因みにJ.U.E.Uは"ジュエユー"と読むとのこと。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


私とフェイはメインカンファレンスへ向かう廊下を歩いている。

暫く歩いているとこちらへ向かってくる人物が1人。


挿絵(By みてみん)


エルフリーデ『ん?呉(ウー)と世莉奈ちゃんか。』

飛雲『ここのところお前の顔を見なければならない機会が増えてしまった気がしてならない…』

エルフリーデ『何だ、私の顔を見るのは嫌か?一応はそれなりの仲じゃないか。』

飛雲『ふん、腐れ縁からほんの僅かに発展した程度だろ。』

世莉奈『まぁまぁ、二人とも。大事な協議の日なんだから。』

多分このまま放っておくとずっと言い合いし続けそうだったので二人を宥めてメインカンファレンスへ向かった。


3人でメインカンファレンスへ向かっているとまたというかフェイとエルフリーデの二人の言い合いが始まった。

飛雲『お前と肩並べて歩くのは変な気分だ…』

エルフリーデ『もう喧嘩することは無いんだから気にすることでもないだろう。』

飛雲『あれだけ尖ってたお前がここまで丸くなってしまうとは……退化か?』

エルフリーデ『私も結婚して夫がいるのだから昔みたいに尖っているわけにはいかないだろ。お前が変わらないだけだ。』

飛雲『私は私のやり方を貫き通すだけだ。』

エルフリーデ『まぁ、お前も変わらないようには見えるが実際のところ大分大人しくなったとは思うがな。世莉奈ちゃんのおかげかな?』

世莉奈『え、私?』

急に名前を呼ばれて動揺した。


飛雲『ここか…会場は。』

私達3人は会場の中へ入る。



中では何人ものアンデッドイーターが着席していた。

進行役『そこのお三方、そこの席へ。』

私達は言われた席へ着席する。

辺りを見渡せば70名近くのアンデッドイーターが既に着席していた。

中には私でもよく知っている有名なアンデッドイーターもちらほら。


挿絵(By みてみん)

“鎖鋸(チェーンソー)の朱里(あかり)″ 茅原朱里(かやはらあかり)



挿絵(By みてみん)

“赤鎌(レッドサイス)の迅(じん)″ 藍沢迅(あいざわじん)



挿絵(By みてみん)

“鉤爪(メタルクロー)の凌牙(りょうが) 三枝凌牙(さいぐさりょうが)



挿絵(By みてみん)

“地獄強襲(アビスアサルト)の綺瀬(あやせ) 東久世綺瀬(ひがしくぜあやせ)



私が知るだけでも4人の実力派のアンデッドイーターがこの場にいる。

進行役『全員揃ったみたいなので、協議を始めたいと思います。進行は私、佐藤が行います。では議長お願いします。』

進行役の佐藤という人は協議長に振る。

議長『今回議長を務めることになった九十九(つくも)だ。今回君達はこの場に集めたのは昨今のアンデッドに不可解な事例が発生していることについてだ。』

凌牙『あれか?見た目人間なのにアンデッドの反応がある奴のことか?』

綺瀬『それだけじゃないでしょ、これまで人工物だけは取り込んでも影響なかったのにミサイル撃ったりとかレーザー撃ってきたりとかするアンデッドが出てきたりとかもでしょ?』

二人が口を挟む。

九十九『そうだ。君達は遭遇したってことかな?』

凌牙『あぁ、取り逃がしたがな…』

綺瀬『頭も良くなったのか逃げ足も格段に上がってるわ。思い出しただけでムカつく…』

どうやら二人ともそういったアンデッドと遭遇しているようだった。

私達はそんなアンデッドに遭遇したことないけど、まさかそこまで進化しているとは俄に信じ難い。

世莉奈『フェイ、人間なのにアンデッド反応があったり、人工物取り入れたアンデッドってどういうことなんだろ?』

私はフェイに耳打ちで聞いてみた。

飛雲『後者に関しては進化のエスカレートだと思うが、前者は公安が絡んでいる気がしてならない…』

世莉奈『公安が?』

飛雲『公安は心臓を持ち去ったあとに専用の格納室に収納するのは知っているだろう?核心はないがその心臓や血液を人間に移植しているという噂が実しやかに囁かれている。C.U.H.と呼ばれているみたいだが…』

もしフェイの言っていることが本当なら魔女狩りの様な事が起きそうでならない。

エルフリーデ『C.U.H.なら私も知っている。通常は人間の姿をしているが戦闘の際はその心臓のアンデッドの要素を身体に出現させる。』

飛雲『ほお?そこまでお前は知っているのか。』

エルフリーデ『C.U.H.はまだ可愛いものだ。問題はA.U.S.の方だ。死体の中にアンデッドの心臓や皮脂を埋め込んだ人工アンデッド。奴は完全に人間の姿をしているから隙をついて人間を襲うことができる。』

世莉奈『でもアンデッド反応があるんでしょう?』

エルフリーデ『そこなんだが、A.U.S.は自分の意志で反応を消すことができる。』

飛雲『そこまで進んでいるのか…まぁ見付け次第殺すのみだが。』

C.U.H.よりも危険なA.U.S.とは一体何なのか非常に気になる所。

A.U.S.は"アウス"と呼ばれているとのこと。


恐らくは私達にも立ちはだかるだろう敵。

中々想像できないけれど……

新たに登場した単語C.U.H.とA.U.S.

C.U.H.はそのままシーユーエイチですが、A.U.S.はアウスと言います。


C.U.H.は"Chimeratic Undead Humanoid"の略称でA.U.S.は"Artificial Undead Series"の略称です。

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