間話 人物紹介 No.2
―セラン―
セントリオシティの団長
元軍事都市セントリオシティの幹部の一人で、幹部の中で唯一の生き残り。現在はヒューマンコロニー・セントリオシティをまとめ上げる団長として、その統率力を存分に発揮している。
戦闘能力は一切持たないが、卓越した指揮能力と洞察力、そして冷静沈着な判断力で周囲を惹きつけ、信頼を得ている。彼が下す指示は常に的確で無駄がなく、仲間たちからは「この人がいれば生き残れる」と絶大な信頼を寄せられている。
30代前半に見える顔立ちで、特徴的なのは糸のように細い目。その奥に何を考えているのか、本人以外には到底読み取れない不気味さと奥深さが漂う。微笑みを浮かべることは多いが、それが心からの笑みかどうかも分かりにくい。全てを見透かしているような佇まいを持ち、その態度や言動は、敵だけでなく味方すらも無意識に圧倒する。
厳しい環境下でも冷静さを崩さず、あらゆる状況に適応してコロニーを守り続けるその姿は、希望を失った人々にとって最後の砦となっている。
―シド―
セントリオシティの主戦力の一人で、白髪と高身長が特徴の端正な顔立ちを持つイケメン。周囲からの信頼も厚く、戦闘の要として活躍している。
かつてはアルと共に軍事施設で「機動兵ニ式」と呼ばれる近代兵器を巧みに操り、AIの脅威と戦い抜いていた。しかし、度重なる激戦の末に機動兵は大破。現在は己の身体能力と戦闘技術、そしてその経験を武器にして戦場を駆ける。
性格は基本的に陽気で、仲間に対してはムードメーカーとして場を和ませる存在だ。しかし、まだ味方と判断できない相手に対しては、一転して冷静で冷徹な態度を見せる。その切り替えの早さと冷静さは、敵味方を問わず「油断ならない男」として一目置かれる要因となっている。
戦闘ではスピードと精密な動きを生かした戦術を得意とし、単独行動でも高い成果を上げる実力者。陽気な表情の裏に秘められた覚悟と強さは、セントリオシティを守る柱の一つと言える。
―武器 ― サブマシンガン(2丁)
シドの武器は2丁のサブマシンガン。彼は圧倒的な射撃能力を誇り、エイムの補助装置を一切使用しない。その精度と速度は人間離れしており、まるでサブマシンガン自体がシドの延長であるかのような動きを見せる。
さらに、彼の戦闘スタイルは射撃だけにとどまらない。シドはサブマシンガンを剣のように振り回し、至近距離の接近戦でも圧倒的な強さを発揮する。この独自の戦闘技術により、敵は射撃と格闘の両方を警戒せざるを得ず、彼の動きに翻弄される。
戦場では、サブマシンガンを片手に精密射撃を行いながら、もう片方を振り抜いて敵を近距離で叩き伏せる。その連携の見事さは、まるで舞を踊るような優雅さと、嵐のような激しさを兼ね備えている。
―アル―
黒髪で高身長、整った顔立ちを持つイケメンであり、シドの兄弟的存在。実際には血の繋がりはないが、共に機動兵ニ式を操り、幼い頃から共に育ってきたため、互いを兄弟と呼び合っている。その絆は血縁を超えた強固なものであり、二人の連携は圧倒的な精度を誇る。
アルの性格は冷たく、誰に対しても感情をあまり表に出さない。だが、その態度には嫌味や不快感がなく、どこか不思議な親しみやすさを感じさせる。無表情な彼が時折見せる不器用な笑顔は、仲間たちの心を和ませる特徴的な一面だ。
戦闘では計算し尽くされた冷静な判断力を発揮し、的確な指示と自らの行動で戦局を優位に導く。アルの持つ冷静さと確実性は、陽気で自由奔放なシドと好対照を成しており、二人の「兄弟」は戦場において最強のコンビネーションを誇る。
―武器―スカルプト
アルは手足に刃がついたアーマーを身につけ、まるで舞うように全身で相手を切り裂く。軽やかな動きで駆け巡り、シドとの完璧なコンビネーションで戦う。
シドが仕留めきれなかったAIを、アルはすぐさま走り回りながら切り捨てていく。飛んでくる攻撃を刃で弾き飛ばし、シドの周りを巧妙に動きながら、決して攻撃の邪魔にならないように立ち回るその動きは、まさに天才の領域に達している。武器「スカルプト」は、アルの戦闘スタイルにぴったりな、まるでアートのような切れ味を誇る。
―リン―
身長は150cmほどと小柄だが、鋭い目つきと燃えるような赤髪が特徴的な少年。年齢に見合わぬ貫禄を持ち、その原因は低くドスの効いた声と、どこか古臭い口調にある。その見た目と口調のギャップから、まるで歴戦の老兵か頑固な爺ちゃんのような雰囲気を漂わせている。実際、セントリオシティの中では最強と呼ばれる戦力を誇り、その実力は誰もが認めるものだ。戦場では、体格に似合わぬパワーと機動力を発揮し、敵を圧倒する姿は仲間からも一目置かれる存在である。
―武器―変形部分強化アーマー
背中に背負ったリュック型の装備を分解し、戦闘状況や戦術に応じて強化したい箇所に纏わせる特殊なアーマー。例えば、腕に纏わせれば巨大な鋼鉄の拳となり、脚に纏わせれば驚異的な蹴りを繰り出すことが可能になる。さらに、頭部に埋め込まれた高性能チップがリンの思考を瞬時に読み取り、アーマーを自在に変形・操作する。このシステムにより、リンは戦場で圧倒的な機動力と適応力を発揮し、状況に応じて攻撃も防御もこなせる万能の力を手に入れている。
その見た目はどこか無骨でありながら、機械的な美しさを兼ね備えており、変形する様子はまるで芸術のよう。敵からすれば、一瞬で姿を変えるアーマーは脅威そのものだ。
―新装備―義眼
リニアとリリィが失った目に装着された最新技術の義眼。この義眼は、単なる視力の補完を超えた多機能デバイスであり、以下のような様々な能力を持つ
望遠機能:肉眼では確認できない遠距離の対象を鮮明に捉える。
暗視機能:完全な暗闇の中でも視界を確保することが可能。
心拍数モニタリング:敵や味方の心拍数を視覚化し、戦闘中の相手の状態を瞬時に把握できる。
モールス信号の自動翻訳:受信したモールス信号を即座に言語化し、情報伝達を迅速化。
装弾数表示:自身の使用する武器の残弾数をリアルタイムでモニタリング可能。
これ以外にも多数の能力が内蔵されており、まさに目の代わりであると同時に戦場での「第三の武器」と言える存在だ。義眼の性能を駆使することで、リニアとリリィは視覚を失ったハンデどころか、逆に優位性を手にすることができた。




