アーチ1:第8章: 謎の魔導書とちびっ子の尾行
[第一節:謎の魔導書の探求]
ヴァレイラは客室のドアを勢いよく閉め、ベッドに身を投げ出した。
—よし……仕事の時間ね。
願いのグリモワールを取り出し、厳かな様子で開いた。金色と紫色のページが神秘的なオーラを放ち、部屋全体を完全に満たしていた。
何時間も過ぎた。
ヴァレイラは眉をひそめ、ページをめくり、呪文をつぶやき、さらには女神としての魔力でルーンを無理やり開こうとさえした。
何も起こらない。
多くのページは完全に封印されたままだった。他のページにはあまりにも複雑なルーンが記されており、全ての力を持つ彼女でさえ、完全には解読できなかった。
(……マジで?)
(死にかけて、ドレスを台無しにして、傷跡まで残ったっていうのに……この本、傷跡を消す方法どころか、ダイヤモンドのドレスを召喚する方法すら教えてくれないの?)
(いったい、どんなクソみたいなグリモワールなのよ?!)
彼女の心の中の癇癪はついに限界に達し、拳で机を叩いた……そして、傷が痛んだため、すぐに後悔した。
—……役立たず……あなたは役立たずの本よ。
ヴァレイラは毒づくようにグリモワールへ囁いたが、本はただ無邪気に輝くだけだった。
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[第二節:王女の誘いと城の遠足]
ドアがノックもなしに勢いよく開いた。
—ヴァレイラさん!
甘い声のエララ王女が部屋いっぱいに響いた。
ヴァレイラはまだ眉をひそめたまま顔を上げた。苛立ちのせいで髪も少し乱れている。
エララは魔法使いの不機嫌そうな様子と、明らかな疲労に気づきながら近づいてきた。
—一日中ずっと閉じこもってるじゃない……お城を案内してあげようか? それに庭園も! この時間はとても綺麗なのよ。
返事を待つことなく、王女はそっとヴァレイラの手を取った。
(……えっ?!)
突然の身体的な接触に驚き、女神の頬にかすかな、そして裏切りのような赤みが浮かんだ。
—……ちょ、ちょっと! いきなり掴まないでよ!
しかし、エララはすでにその無邪気な純粋さのまま、彼女を引っ張っていた。
簡素な木造の廊下と、ソラリアの質素な庭園を歩きながら、ヴァレイラは内心で全てを軽蔑するように眺めていた。
(……木……さらに木……そして金のシャンデリアが一つもない。)
(これが王城なの? ちょっと裕福な商人の家にしか見えないんだけど……)
(でも……こんなに嬉しそうに私にこれを見せてくれてるんだもの……声に出して批判するのは、ちょっと可哀想ね。)
舌を噛んで口を閉ざし、エララに手を握られたまま、黙って歩き続けた。
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[第三節:ちびっ子の尾行と不機嫌なぷに顔]
ヴァレイラとエララが知らなかったこと――いや、正確には、ヴァレイラが知らないふりをしていたことは、誰かが二人を尾行していたということだった。
柱の後ろ、庭園の茂みの間、そしてあまりにも下手くそな隠れ方をしながら……ブリナがいた。
小さな狩人は、嫉妬全開の大きなぷに顔(ぷに顔)を浮かべながら、頬をぷくっと膨らませて歩いていた。
エララがヴァレイラに少しでも近づいたり、優しい声で話しかけたりするたびに、ブリナは隠れ場所から殺気立ったライバルの視線を送った。
ヴァレイラは長く、諦めたようなため息をついた。
—……ブリナ。
ちびっ子はびくっと驚き、頬をさらに膨らませたまま茂みの後ろから出てきた。
—ち、違うもん! 誰も尾行なんてしてない! ただ……巡回してただけ! そう! 巡回!
ヴァレイラは少し疲れたような笑みを浮かべながら、上から彼女を見下ろした。
—あなたは本当に諦めが悪いわね、ちびっ子。ほら、隣を歩きなさい。三流の泥棒みたいに隠れるのはやめて。
ブリナはまだぷに顔のまま、ヴァレイラの反対側に走ってくっつき、王女へ勝ち誇ったような視線を送った。
エララは悪意など一切なく、ただ優しく笑った。
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[第四節:迫り来る緊張と女王の謁見の予告]
一行の散策は、ソラリアの質素な町を見下ろすバルコニーで終わった。
エララは立ち止まり、その笑顔は少しだけ真剣なものへと変わったが、それでも優しさを失うことはなかった。
—ヴァレイラさん……あとで玉座の間へ案内するわ。正式に母上……ソラリアの女王陛下に紹介したいの。
ヴァレイラは凍りついた。
貸し与えられた、普通の布で作られた、ダイヤモンド一つすら付いていない白いドレスを横目で見た。
戦闘でまだボロボロになっている爪を見た。
傷跡をまだ覆っている包帯を見た。
(……女王様に……二流の使用人みたいな格好で、しかもゴミ捨て場で戦ってきたみたいな顔で……会うの?)
(冗談でしょ?! 私の尊厳! 私の神秘的な美貌! 女神としての私の評判が!)
純粋なパニックの悪寒が背中を駆け抜けた。
—……分かったわ。
そう口に出しながら、無理やり笑顔を作った。
しかし、心の中では:
(……これは大惨事になる。そして、この大惨事に私のこの木造王国での政治的な未来がかかっている……)
夕方の太陽が地平線へ沈んでいき、ヴァレイラは完全には隠しきれない緊張を抱えながら、そちらを見つめていた。
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