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アーチ1:第7章: 王国の光とちびっ子の嫉妬

[第一節:未知の王国とあの「怪物」]


ヴァレイラはソラリア城の客室に立っていた。


王女のシンプルな白いドレスはあちこちで彼女の肌を刺激し、動くたびに、包帯の下でまだ疼いている三つの傷を思い出させた。


彼女はできる限り尊大な姿勢で腕を組み、全員を厳しい目で見つめた(ただし、痛みのせいで歯を食いしばっていた)。


—いいでしょう。私を助けた以上……説明を要求するわ。

私は一体、どこのクソみたいな領地にいるの?


エララ王女は、まるで部屋そのものを照らすかのような純粋な笑顔を浮かべた。


—ここは安全ですよ、ヴァレイラさん。ソラリア王国です。私たちは平和な領地です……かなり質素ではありますけれど。


ヴァレイラは視線を逸らした。


深く苦い挫折感が胸の奥から込み上げてきた。


(……ソラリア。中規模で質素な王国。

そして私は……私の美貌という夢の完璧な転生者でありながら……どこの素人とも変わらないように死にかけた。

私の女神の魔法だけで、あの狼を叩き潰せると思っていた。

なんて恥ずかしい。なんて完全な屈辱なの……。)


エメラルドグリーンの髪をした魔導師は、眼鏡を光に輝かせながら、いくつもの古い羊皮紙を広げて彼女の前に並べた。


—あなたが戦ったのは、普通の怪物ではありません。

あの存在はザルヴォク。絶対破壊の十柱の神々の一柱です。

普通の魔導師なら、一分も生き残れなかったでしょう。


ヴァレイラは唇を噛み、何も言わなかった。


彼女の誇りは粉々になっていた。


[第二節:輝く魔導書と王女の瞳]


エララはさらに少し近づき、ヴァレイラが胸に抱きしめている物へ視線を向けた。


—その本……綺麗ですね。


願望の魔導書は、紫と金色の神秘的なオーラを放っていた。それは、質素なソラリア王国がこれまで見たこともないものだった。


王女の空色の瞳が、純粋で無邪気な本物の好奇心に輝いた。


—私たちの記録にも、こんなものはありません……! とても神秘的で……そして、美しいです!


何日も屈辱を感じ続けていたヴァレイラは、取り戻した誇りで胸を張った。


—当然でしょう。女神にふさわしい神器なのだから。


するとエララは顔を上げ、ヴァレイラの目をまっすぐに見つめた。


そして、少しの悪意もない、透明な笑顔で言った。


—それに……あなたもとても綺麗ですよ、ヴァレイラさん。本当に可愛いです。


ヴァレイラの世界が、一瞬止まった。


(……え?)


激しく、そして不意に頬が赤く染まった。


ヴァレイラは慌てて横を向き、髪でそれを隠そうとした。


—……な、何を馬鹿なことを言っているの! 女神が安っぽい褒め言葉なんかで赤くなるわけないでしょう!


(くっ……! どうして私の顔が勝手に熱くなるのよ!?

私は完璧なの! そんなこと言われなくても分かってる!

……でも……悪くないわ……)


[第三節:ちびっ子の嫉妬と小さなぷに顔]


部屋の隅では、ブリナ(あるいは彼女自身が時々名乗っているように、ブライナ)が、次第に不満そうな顔でその光景を見つめていた。


自分を救ってくれた人。


自分の女神。


その女神が、完璧な笑顔を浮かべる金髪の王女に褒められ、照れている。


嫉妬が彼女の心を内側から蝕んでいった。


ついに、小さな狩人は我慢できなくなった。


甘い雰囲気を壊し、ベッドへと駆け寄った。


—ヴァレイラさまぁぁぁぁ!


頬をぷくっと膨らませた、可愛らしく大げさな嫉妬のぷに顔で、彼女はヴァレイラの安物のドレスの袖をしつこく引っ張った。


—私も見てください! 私もここにいます!

ヴァレイラ様は私も助けてくれたんですよ! 私を!


涙目で大げさに訴える姿が、場をさらにコミカルなものにした。


ヴァレイラは上から彼女を見つめ、思わず短く、諦めたような笑いを漏らした。


—……あなたも頭痛の種ね、ちびっ子。


[第四節:波乱の予感と緑の瞳の警告]


緑色の髪の魔導師が、重々しく専門家らしいため息をつき、部屋中に響かせた。


—十分です。

患者はまだ回復途中なのです。無理をさせないでください。


眼鏡の奥から厳しい視線を向け、彼女は場を少し静かにするよう命じた。


エララは顔を赤くして謝った。


ブリナはまだぷくっと頬を膨らませながらも袖を離し、横に座った。


すると、治療師は分析するような緑色の瞳を、願望の魔導書へと真っ直ぐ向けた。


その顔に、深い不信感が浮かんだ。


—ヴァレイラ……。

ソラリアのような小さく無防備な王国で、そんな規模の神器を持っているなんて……。

それは、とても危険な勢力を引き寄せることになるでしょう。


沈黙が重くなった。


ヴァレイラは、自分の手の中で淡く輝く魔導書を横目で見た。


(……つまり、こんな二流の城での滞在も……

穏やかにはいかないってことね。どうしていつも私なのよ……。)


背筋に悪寒が走った。


王国から遠く離れた影の中で、すでに誰かがその魔導書の輝きに気づいていた。

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