アーク 2:第8章 黄金の王と金食い虫の洞窟
[第一節:君主のダンテ的目覚めと王の晩餐]
新しい日の太陽が、宮殿のガラス窓を叩いた。
王の睡眠時間が終わると、ヴァレイラとブリナはクロエにエスコートされ、謁見の間の巨大な両開きの扉をくぐった。
中に入ると……
彼女たちを迎えた光景は、君主としての厳かさに対する期待を完全に打ち砕いた。
ギルデッドの王――巨大で極めて太ったその男は、まさに世界の終わりかのような食欲と共に、眠りから覚めたばかりだった。
エチケットなど完全に無視し、王は補強された巨大な玉座に沈み込み、超人的なスピードで山のような料理を貪り食っていた。
――もっと!!!
もっと持ってこい!!!
これでは足りん!!!
七面鳥の足を丸ごと口に放り込み、ホール中に響き渡るバリバリという音を立てて肋骨を砕き、手の甲で顎の油を拭き取っていた。
王宮の召使いたちはその周りで冷や汗を流し、空いた皿を下げ、君主が機嫌を損ねる前に湯気の立つ皿へと取り換えるためにぐるぐると走り回っていた。
ヴァレイラは深い貴族的な嫌悪の表情を浮かべてそのスペクタクルを見つめ、油の匂いや咀嚼音に対してさりげなく鼻を覆った。
(…なんて…
…なんて汚らしい。
…これが王?
…これが黄金の王国の君主?
…なんて情けない…)
ブリナは目を丸くし、君主が一口で飲み込んでいる巨大な肉の塊を明らかな羨望のまなざしで見つめていた。
――…なんだか…美味しそう…
…私もほしい…
◆◆◆
[第二節:冷たい不信感の前での外交提案]
太った王が、間抜けな金の装飾品たちを震え上がらせるほどの大きなげっぷを吐き出し、豪華な絹の布で指を拭き終えると……
ヴァレイラが一歩前に出た。
王座を取り囲む食事の惨劇を無視しようと背筋を伸ばし、洗練された女神としての威厳ある姿勢を取り戻した。
――陛下……
私はソラリア王国の魔導士、ヴァレイラ。
商業および軍事同盟の公式使者として参りました。
ソラリア王国は不可侵条約と相互協力を望んでいます。
ゆっくりと優雅かつ極めて形式的な手つきで、彼女は公式文書を広げて君主へと差し出した。
しかし、王はヴァレイラの美しさにも、書類の厳かさにも動じなかった。
指輪だらけの拳の上に重い顔を乗せ、冷ややかな懐疑の目を向けてきた。
――…ふむ。
…ソラリアの小娘魔導士…
…それと弓を持ったガキか。
…たかが印章一つで、お前たちを信用しろと?
手すりの上でしっかりと手を組み、だらしない外見とは対照的な険しい表情で、黄金の王国において信頼は与えられるものではなく――行動によって買い取るものだと、王は二人に思い知らせた。
彼は冷ややかな軽蔑を込めて書類をテーブルに落とし、腕を組んだ。
――…信頼は…
…勝ち取るものだ。
…タダではない。
◆◆◆
[第三節:経済危機と金食い虫の任務]
王は身を乗り出し、その重みで玉座がきしむ中、宴会の残骸の上に羊皮紙の地図を広げた。
ソースまみれの太い指で、地図の端にある山岳地帯を強く指し示した。
――…見ろ。
…ここだ。
…ギルデッドで最も豊かな鉱山。
…そこに害虫が発生した。
身振りを交えて状況の深刻さを説明する。
鉱山を侵略した、貪欲な怪物たちだ。
彼は顎を動かして物を砕くしぐさを見せた。
――…奴らは肉を食わん。
…金を食う。
…宝石を。
…鉱脈のすべてを。
…王国の経済をめちゃくちゃに破壊している。
最後に、王はグラスが跳ねるほど拳でテーブルを叩いた。
――…ソラリアとの条約に我が黄金の署名が欲しければ…
…まず…
…あの洞窟へ行き…
…その害虫を駆除しろ。
…残らずな。
ヴァレイラはとてつもない不快感に眉をひそめた。
(…下劣な下水道の傭兵みたいに扱ってない?
…この私が?!
…女神様がよっ!
…なんて侮辱なのっ!)
ブリナは迷惑がるどころか、誇らしげに自分の胸を叩き、耳まで裂けたような笑みを浮かべて一歩前に出た。
――お任せください!!!
私たちがやります!!!
お任せください!!!
◆◆◆
[第四節:ヴァレイラの物理的駄々とブリナの熱狂]
謁見の間を出て白い大理石の廊下を進む中、ヴァレイラは怒りで顔を真っ赤に染め、両手を固く握り締めながら猛烈な速さで歩いていた。
転生した日本人としての彼女の脳内は、完全なショートを起こしていた。
――ありえないっ!!!
傭兵扱いされたわよ!!!
この私が!!!
女神である私が!!!
彼女のフラストレーションは、完全に物理的でコミカルな駄々っ子となって現れた。
空中で大げさに腕を振り、不満そうに地面を蹴りつけ、マントの裾を噛みしめ、肥満体の王の丸っこいシルエットをコミカルに真似しながら天井に向かって激しくジェスチャーした。
――あの歩き方見た!?
あの食べ方見た!?
しかも私が彼の鉱山を掃除しなきゃならないなんて!!!
こんなの屈辱よ!!!
ヴァレイラがこのようなメンタル崩壊を起こし、漫画のようにドラマチックに足踏みをして歩いている間、ブリナはその隣で圧倒的な平和とともに歩いていた。
少女は楽しげに軍歌を口ずさみながら、矢を一本ずつ抜き取って袖でその穂先を拭き、嬉しさのあまり小さなジャンプを繰り返していた。
――♪怪物……怪物……
♪やっつけちゃうぞ……怪物……
やったあ、本物の怪物だ!!!
◆◆◆
[第五節:噛み砕かれた洞窟と害虫の発見]
王宮の軍用馬車に揺られること数時間、王国境目の険しい鉱山地域へと到着した。
馬車から降りると、洞窟の入口は荒涼とした光景を露わにしていた。
岩壁を飾っていたはずの美しい金の鉱脈は剥ぎ取られ、巨大な歯形や粉々に砕けた破片が地面に散らばっていた。
ヴァレイラが冷たい青白い光を放つ魔法のランタンを灯し、二人は暗闇の中へと足を踏み入れた。
――…気持ち悪い。
…錆びた金属と、怪物の唾液の臭いがする。
一歩進むごとに空気は緊張感に満ちて重苦しくなり、洞窟のエコーには不快な金属のきしみ音と重い咀嚼音が響き渡った。
――…クランチ…クランチ…クランチ…
地下ギャラリーの曲がり角を曲がると、ヴァレイラの光がその巣を照らし出した。
目の前にそびえ立つクリーチャーたち。
それは火山岩でできた体に、鉄をパンのように噛み砕くことのできる純金属の巨大な顎を持った、忌々しく装甲に包まれた怪物だった。
魔法の光によって見つかったことに気づくと、野獣たちは金の夕食を中断し、ゆっくりと振り返り、洞窟の天井を震わせるような低くうなるような咆哮を漏らした。
何対もの目が、薄暗がりの中で飢えた光を放っていた。
――…グルロォォォアァァ……
◆◆◆
[第六節:死のシンクロと反撃の開始]
迫りくる脅威を前に、ヴァレイラはコミカルな不平不満をかなぐり捨て、その顔立ちは一瞬にして容赦なき戦闘員のものへと変貌した。
彼女は力強く一歩踏み出し、指を開いた右腕を前方へと突き出した。その長い銀髪は自身のマナの波動を受けて激しく輝き、ふわりと宙に浮いた。
――…遊びはここまでよ。
…今から…
…女神をゴミのように扱ってはいけないということを、教えてあげるわ。
強力な魔力のエネルギー流が、彼女の身体の周りに集中し始めた。
その傍らで、影のように俊敏に動きながら、ブリナは岩々の間を滑るようにして完璧な射撃姿勢で膝をついた。
完璧な速度で矢筒から三本の矢を引き抜き、限界まで弓の弦を引き絞り、その野猫のような鋭い目を装甲獣たちの無防備な眼窩へと直接向けた。
――…準備いいよ、ヴァレイラ様。
…いつでもどうぞ。
二人はアイコンタクトで、最後の確認と身体的同調を交わした。
――…今よ。
二人が最初のコンビネーション攻撃を解き放ったその瞬間……
強烈な光とパワーの閃光が洞窟を満たした。
チャプターはまさにその瞬間に幕を閉じ――
害虫を根絶やしにし、
王族としてのステータスを取り戻すべく、彼女たちは立ち上がる。
アーク2 – 第8章 完




