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対
自慢話は懲り懲りだ
少しリリアーネという少女に嫉妬した
世界に対なるものは必要であり必然
最善であり最悪
正義であり悪
平穏であり不穏
世界は理不尽だった
平等を求めて対を作る
才能に恵まれたものだけが得をする
当然だ明白白たる事実
変えようのない現実
おじいさんはまだ話し続けている
「もういいです、ありがとうございまいた、おやすみなさい」
「えっ」
「いやもう興味なくなったんで、はい、ありがとうございました」
おじいさんは悲しそな顔を一瞬し「そうか」と苦笑した
今日は色々ありすぎて疲れた
もう寝よう
明日考えればいいさ
私は深い眠りについた…




