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訛り
「悪魔は魔女を見る、魔女は悪魔を見る、人間なんていやしないってことか」
「皆、加害者であり被害者なんで、自分だけがこんな目にあうとか思ってる方がおられるようで困りますよ、例えば」
ロングヘアーの彼女は私に指をさしてきた
「わ…私?」
「そうですよ、私だけがこんな目に合う、私だけが一番辛い、ほかの人は私の辛さなんてわからない、そんな雰囲気が漂ってます」
「そんなこと思ってません!!」
口でそう言っていながらも私は歯がゆい何かを感じた
「誰だって辛いんですよ、勘違いしないでください」
「あんたぁ、その程度にしんさい」
さっきまで黙っていた黒髪の変わった格好をした女性が口を挟んできた
「あなたは関係ないでしょう、いい加減その訛りやめてくださいよ」
「関係ないあるが問題じゃないんよ、訛り訛り言われてもこれが普通だったんじゃけん、仕方ないじゃろう」
「あっそうですか」
「まったく無愛想じゃね、可愛げがないよ、折角べっぴんさんなんじゃけぇ、女の子らしくしんさい」
「お断りです」




