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バール家 (8話 後編)



「お母さん 貴族交流って?」


貴族交流ということだから 文字通り 貴族同士で交流するのはわかるが、誰が来るのか どんな目的があるのかが気になる。


「貴族交流っていうのは 主に バール家、カルシュタイン家、ヴァイス家、アルカディア家の四大貴族と その4つの家に属する他の貴族 そしてたまに一部の平民が 1年に1度 近況報告をしたり、時には貿易をおこなったする場

特例で別の国から来た来客をもてなすこともあるわよ」


「なるほど...」


「自分も 昨年 初めて参加したけど、 その時もカルシュタイン家は欠席していましたね」


と セシルは言った。

その言葉に私は反応した。


「えっ!? そうゆうものって2年連続で 欠席してもいいのですか?」


「まぁー 毎年 欠席している(いえ) いくつかいるわよ」


「えぇ...」


そんなひょいひょい欠席していいのか...

私はそう心の中でツッコんだ。


そこで セレナが言った。


「旦那から聞いたのだけど 今年は私の旦那が呼んだ人が来るらしいわよ」


「ということは 今回はあれをやらないといけないわね」


とアンナは言った。


「お母さん あれって?」


と私は母に聞いた。


「その来客をもてなす用の芸をするの」


「芸?」


「芸と言っても (みな)の前で演奏をするだけなんだけどね」


「アンナは 楽器ができるからっていつもそうゆう役割に頼まれがちだもんね」


「あっ!そうだ ルミちゃんもやってみない?」


「えっ 私ですか!?」


なんでここで私がやる流れになったのか...

それ以前に 自分は楽器を触り始めたのなんか5日前だと言うのに、


「そー どうかしら?」


「まぁー 別に良いのですが、 でもまだ人前で弾けるような実力ではないのですか...恥をかきそうなのですが...」


「そこは大丈夫! お母さんが教えてあげます!」


「たったの半年で!?」


「半年あればいけるわよ なんだって私の娘ですもん!」


母は目を輝かせながら言った。

私が困惑していると、セレナが話しかけてきた。


「ルミナちゃんやってあげて アンナは子供の時から1度やろうと決めたことは 絶対に諦めないから」


「マジですか...」






――――――――――――――――――――






そして時間が経ち、時刻は夕方をまわった。

時間が時間のため そろそろ帰宅の時間になった。


「ルミちゃん そろそろ帰りましょ」


「わかりました」


「それじゃ セレナ 帰るわね」


「わかった 門まで送らせるわ エドガー!」


セレナがそういうとドアが開き、そこにエドガーがいた。


「アンナ様 ルミナ様 門までお送りします」


「よろしくね」「よろしくです」


「それじゃセシル セシリア(ふたりとも) またね」


私がそう言うと、2人もかえしてくれた。


「「またね」」


私とアンナ(はは)はエドガーに案内され、門の前にいた馬車に乗り、バール家を後にした。

私は馬車の中 疲れで寝てしまった。

母が御者と話している声が聞こえた。

しかしまだ意識がはっきりしてなかったため

何を話しているかわからない。

そしてまた 眠りについた。


しばらくすると、肩をたたかれ


「ルミちゃん 起きて 着いたわよ」


「んん... もうですかぁ...」


ムクっと起き上がると、馬車のドアが開き、降りた。

しかしアンナは乗ったままだった。


「お母さん どうしたの?降りないの?」


「お母さん まだ用事で 行かないといけない所があるから」


「わかった 行ってらっしゃい〜」


そして馬車は走り去った。


「今日は 疲れたから 早く寝ようーと」


そう言うと、ルミナは屋敷の中に入った。



9話は6月22日 20時10分に投稿します。

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