久しぶり! (7話)
あの出来事から、5日経った。
昨日までの4日間で、父からの稽古で魔力の使い方の教わり、基本的な魔力操作はできるようになっていった。
魔力の扱いはまるでシャボン玉を膨らませるのような感じだった。
力いっぱいに魔力を使用しようとすれば、途中で魔力が崩れてしまい、逆に力を弱くしたら、魔力の出力が足りず 扱うことができない。
1、2日目はその工程に苦労したが、何とかできるようになっていった。
今のやりたいことは、物に魔力をこめることを目標にしている。
そして 今日の朝 父から 「今日用事があり、
稽古ができないから今日はお休み」と言われた。
そのため今日はやることがなく、部屋のベットでゴロゴロしていると、
部屋のとびらをノックされた。
「ルミちゃん ちょっといい?」
母だった。
「いいですよ」
そう言うと私は、ベットからおり、部屋のとびらを開き、母を部屋の中にいれた。
「お母さん どうしたのですか?」
「実は今日の昼に、お母さん お友達の所へ遊びに行くのだけど、ルミちゃん今日 暇?」
「一応暇ですけど...」
「なら 一緒に来ない? あなたに会わせたい子もいるの」
「いいですよ」
「よし なら 昼にまた声かけるわね」
「わかりました」
私がそう言うと 母は部屋から出た。
そうとなれば、出かける用意をしなければ、
しかし 母が会いにいく友達とは誰のことなんだろうそして 言っていた会わせたい子とは、いったい誰なんだろう、''子''ということは、子供ということか?なんで私に子供を合わせたいのか?
(あっ さっきお母さんがいた時に聞けばよかった..)
と心の中で思った。
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そして時間は流れ、昼になった。
姿見鏡の前で 着た服を見ながら 変なところがないか 確認して 身支度を整えた。
そうしていると、部屋のドアが開き、
「ルミナ様 そろそろ時間です」
ノアが呼びに来た
私はそれに答えた。
「はーい お母さんは?」
「アンナ様なら 外で馬車の御者の方と話しております なので私が代わり呼びに来ました」
「なるほどねー 今の私、変なところとかないかな?」
と ノアに確認してもらった。
「特にございません 可愛らしいですよ」
「ありがとう」
「では、アンナ様がお待ちなので行きますよ」
「はーい」
そうして、母が待っている正面玄関に向かった。
「お母さんー 来ましたよー」
「よし なら行きましょ」
そう言うと 母は私に手を握り、馬車の中へ入った。
外ではノアでお辞儀をしていた。
「行ってらっしゃいませ」
私と母は ノアに
「「行ってきます」」
と言った。
そして、馬車が走り始めた。
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馬車は走り始めて しばらく経った時
さっき 気になっていたことを母に聞いた
「お母さん 今日はどんな お友達に会うのですか?」
「今から会いに行く人は バール家の夫人で、お母さんの幼なじみである人よ」
「バール家って あの四大貴族の?」
「そうよ〜」
「マジですか...」
その言葉に少し驚いた。
この国は元々 市民、貴族、王族の身分があり、王族がこの国を統治していた。しかし 王族は一昔前の戦争で 血が絶えており、今は貴族が国の上に立っている。
特に4つの貴族 〈バール家〉、〈ヴァイス家〉、〈カルシュタイン家〉、〈アルカディア家〉の''四大貴族''が この国を統治している。
父が ほかの四大貴族との交流しているところは見た事あり、母もアルカディア家の夫人としてほかの四大貴族とは関わりはあると思ってはいたが、まさか 幼なじみがいるとは 人の関係はわからないものだな。
そして私はもうひとつ疑問にもっていていたことを母に聞いてみた。
「あとひとつ聞きたいのですが、お母さんが言ってた 私に会わせたい子とは誰ですか?」
「それはね私のお友達の子供 バール家の令息と令嬢ね」
「令息と令嬢ですか...」
いったいどうゆう子達のだろうか、
令息、令嬢と聞くと アニメの世界ではプライドが高い人で多く描かれているイメージがあるため、接しやすい子であることを祈ろう。
そうこうしていると、馬車が止まり ドアが開き 御者がいた。
「アンナ様 ルミナ様 到着しました」
「「ありがとう」」
私と母は、バール邸の正面玄関の門の前で、馬車から降り、その門の近くには 執事がいた。 その執事はこちらを見て、右手を左胸に手を当て、頭を下げ、丁寧な仕草で挨拶をした。
「アンナ様 お待ちしておりました。」
「いつもありがとね」
母が笑顔で返事をした
「はい」
執事が母との挨拶を終え、こっちを向くと 母の時と同じように 丁寧な仕草で挨拶をしてきた。
「そして ルミナ様 お初にお目にかかります バール家の執事をしております エドガーと申します どうぞお見知りおきを」
私もそれに答えるようにお辞儀をした。
「それではお二方 ご案内します」
エドガーがそう言うと、正門が開き、屋敷の中に入った。 屋敷の大きさなら アルカディア邸より少し大きめである。
廊下を歩いていると、女の子がこちらに走ってきた。
「アンナ伯母様〜」
「あら セシリアちゃんじゃない」
「お久しぶりです」
そう言ったのは 金色の長髪をした女の子だった。その女の子は母に挨拶をしたら、こちらを向いて言った。
「もしかして あなたがルミナちゃん」
「うん そうだよ...」
「久しぶり!」
「久しぶり? 私たち 会ったことあったっけ?」
私の言葉に セシリアは少し泣きそうな顔で言った。
「忘れちゃったの...」
「ちょ ちょっとまってて 今思い出すから...」
やばい 女の子を泣かしてしまった...
頭をフル回転させて、今までのことを思い出す。そういえば 前世で食べてたさつまいも美味しかったなーまた食べたいなー...
じゃない!関係ないこと考えてしまった。
うーん 今まで会った人で 金髪の女の子、、、
もしかしたら...!
「セシリアちゃんは 小さい時 私の家に来たことある?」
「うん あるよ...」
「もしかして 一緒に本読んだ子?」
「そうだよ!」
やっぱりか
確かに 5歳ぐらいの時に 一緒に本を読んだ女の子がいた記憶が微かだがある。
楽しかったのは覚えているし、また遊ぼうねと約束した記憶もある。
約束したのに、忘れるとは最低だ
しかも女の子を泣かせるとは...
「セシリアちゃん ごめんね...」
「大丈夫! 思い出してくれてありがとう!」
セシリアはそう言うと私に抱きついてきた。
その様子に母が笑顔で言った。
「あらあら 仲がいいわね」
「ねー お互い 呼び捨て で呼び合わない?」
「いいよ じゃー よろしくね セシリア!」
「こっちこそよろしくね ルミナ!」
「アンナ伯母様とルミナは、今日はどうして来たの?」
「今日は 母さんがリアの母さんと会う約束してて、私はそれに同行した」
「なら母様の所に行く感じ?」
「うん」
「なら私もついて行くよ」
執事のエドガーが会話に割り入ってきた。
「では お三方 奥さまの所へ行きますよ」
エドガーがそう言うと 3人は後をついて行った。
8話は6月8日 20時10分に投稿します




