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趣味 (5話)



次の日の朝


母との約束のためにいつもより早起きをした。

ベットから身を起こして、着ているパジャマから着替えて、部屋の扉を開けて廊下に出た。


いつもより早く起きたため まだ屋敷の中は人があまりいなかった、眠い目をこすりながら歩いていたら、


「あら、ルミナ様 今日は早起きですね。」


と声をかけられた。


声をかけたのは、メイド長のフローレンスだった。銀色の長い髪と青い瞳を持つ姿の女性だ。20歳でメイド長の座までに成り上がった実力はあり、こんな早く仕事に取り掛かっているので、かっこいいと少し思っている。


「今日は、お母さんと朝から約束があって 早めに起きたの」


「そうだったんですね」


「フローレンスは、今から何するの?」


「今朝は 他のメイドのスケジュールをまとめようと思ってまして、」


「スケジュール?」


「はい 最近 新しいメイドや執事が増えたので その調整を、と思いまして。」


「なるほど」


「ルミナ様はこれから食堂に行かれるのですか?」


「うん」


「今 アンナ様もいらっしゃいますよ」


「お母さんが? もう朝食を食べているの?」


「はい いつもこの時間帯に朝食を召し上がっておりますよ」


その言葉を聞き、心の中で早っ... と思った。


「では、ルミナ様 これで失礼します」


「うん ありがとう フローレンス」


そう言うと フローレンスはお辞儀をし、自分は手をふって フローレンスは去っていった。


フローレンスと別れた後、食堂に向かった。

食堂につくと フローレンスの言った通り、母がいた


「お母さん おはよう」


「あら おはよう ルミちゃん 今日は早起きね」


「うん だって 今日は朝から母さんとの約束があったあとに昼からはお父さんとの約束があるから」


「えっ お父さんとも約束があるの?」


「うん!」


それを聞いた母は心配そうな顔をしながら、言った。


「私と 約束して大丈夫だった?」


「大丈夫 昼からだから、それまでお母さんと一緒にいるよ」


「なら 朝食が終わったら、私の部屋に行きましょうか」


「はい!」


その後、母と軽い会話をしながら 食事をし、

一緒に母の部屋へ向かった。




――――――――――――――――――――




母の部屋についた。

母の部屋は ソファーが2つ向かいあわせであり、 その間にテーブルがひとつ おそらく何かしらの作業をする時に使われるであろうデスクがあり、部屋の隅にはグランドピアノが置いてある。


自分はソファーに座り、母はおそらく楽器が置いてあるであろう棚のまでに移動し、私に話しかけた。


「ルミちゃんは どんな楽器に興味がある?」


「うーん...」


いざ、悩んでみると、やりたい楽器は沢山ある。種類は前の世界と同じな物が多く 主に鍵盤楽器、金管楽器、木管楽器、弦楽器の4種類がある。


「お母さんは何ができるの?」


「私? 私はね 一応ここにある楽器はすべて使えるわよ」


母がそう言い、棚を開けると中からたくさんの楽器ケースが見え、どれも綺麗に保存されていた。


「ルミちゃんには、フルートとかどうかしら」


「フルートか...」


横笛か... 確かに使ってみたいし、使えたらかっこよい気がする。


「お母さん フルートやってみたい」


「わかったわ なら組み立てるところから やってみましょうか」


「はい!」


そう言うと、母は組み立て方を教えてくれた、やってみたら難しそうだったけど、複雑な工程は要らなかったため、簡単にできた。


「はい では最初に構え方と音の出し方を教えます」


「わかりました!」


そこから、母の指導が始まった。

構え方は、簡単に身につけることはできた。

しかし音の出すのは、簡単にはできなかった。


「うーん 難しい...」


「まぁー初めはそんな感じよ」


「コツとかってあります?」


「うーん コツねー...」


そう言った 母は 顔をしかめながら うーんとつぶやき悩んでいる。

少ししたら、ひらめいたのか 顔をパァーとさせ、こっちを見て、


「口を小さく開けて、下に息を吹き込む感じ」


「口を小さく、下に吹き込む...」


そのふたつを意識して、吹くと、

(ヒュー)と少しかすれているが音が出た。

そうすると母が笑顔で言った。


「そーそー うまいじゃない!」


「やった... 音が出た!」


音が出て、素直にうれしく感じる。


「よし なら 次は安定的に音が出るように練習しましょうか!」


「はい!」


そこからしばらく、母と一緒に練習試合しつづけた。


そこでわかったのは 母は13歳の時に見た街の公演で、音楽に興味を持ち 自分でもやってみたいと思って、楽器をやり始めたらしい。 そして1番最初に触った楽器がフルートだったということもあり、それも私にもやって欲しかったから、すすめてきたらしい。


時間が経つ事に、音も安定して出るようになっていき、出せる音階も少しづつ増えていった。

そうしていると、父との約束の時間が迫っていることに気づいた。


「母さん そろそろ父さんとの約束の時間なのですが...」


「じゃー 今日は ここまでにしましょうか」


「わかりました」


「では 最後に片付け方を説明します!」


「よろしくお願いします!」


そして 母から片付け方を教えてもらい、楽器を片付けた。


「今日はありがとうございました!」


「どういたしまして」


「それじゃ いってきます」


そう言うと、母の部屋を後にして 父がいる書斎室に向かった。











6話は5月11日 20時10分投稿します。


6話目から2週間に1話投稿にします。本当は1週間に1話にしたかったけど、受験勉強と相まって 執筆時間があまり取れないからです。


受験が終わったら、1週間投稿 もっと余裕があったら2日に1話投稿しようと思ってます

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