母親との会話 (4話)
父との約束をした、その日の夜
ルミナは、明日のために予習をしておこうと
自分の部屋で書斎室から何冊か持ってきていた本を読んでいた。
明日の昼に 父を驚かせてやろうと自分で魔力を少しでも扱えるように思って 読んでいたが...
魔力の出し方を知らないためできなかった。
少し前、父が風を生み出していたのを見た。
なので自分でもできると思ったができなかった。
「やはり、現実はそううまくいかないな」
そもそも、持ってきた本には 基礎でも
魔力の操作方法や、属性別の簡単な魔法しかなく 魔力自体の出し方が書かれていなかった。
うーんと悩んでいると、コンコンと部屋の扉をノックされた
「どうぞ」
そうするとガチャりと扉が開き、
「失礼します、ルミナ様 お風呂の用意ができたので、お入りください」
「わかった」
そう言うと 本を閉じ、風呂の準備をし、大浴場に移動した。
考え事をしながら、桶で体を水で流し、浴槽に入ると 母親がいた。
「あっ お母さん」
と言うと、
母親もこちらに気づいたらしく、こちらに話しかけに来た。
「あら ルミちゃん」
と笑顔で言ってきた。
その姿を見た自分は思わず、目を背けた。
元は70歳の男なので、
母親とはいえ 女性の裸体を見るのは躊躇する。
赤子の時は その身体の影響で自我がはっきりしてなく周りしていなかったからそんなに気にしなかった 無論 自分の身体は自分の身体のためなんも思わない 。
しかし8歳になったこの身体は ちゃんと自我がはっきりしており、羞恥心もあるため 、
今の母を直視することはできない。
そうしていると、母が自分のその様子に気がついて、クスクスと笑った後に言った
「あらあら 恥ずかしそうにして まるで年頃の男の子みたいね」
「うー//...」
「おいで」
母はそう言って、私を抱きしめてくれた。
むぐっと 顔が母の胸に埋まってしまい、恥ずかしくて、今すぐ離れようとしたが、落ち着くので、その気が起きない。
そうしていると、母から問いがきた。
「今日 お父さんから 呼ばれてたみたいだけど、どうしたの?」
その問いに胸から顔をあげ 母の顔を見て、
「実は、2週間前に触った本について お父さんから質問されちゃって、」
「本?」
「はい なんか大切な本だったらしくて でもその本を見たんですけど、あんまり内容が理解ができなかったですよ」
「その本の特徴はどんな感じだったの?」
「赤色に表紙に文字でLog と書かれてた本です」
自分のその言葉に母は不思議そうな顔をしながら言った
「赤色に Logと書かれた本ねー 見たことないわね」
「ですよね... 実際怒られると思ったので、 今回怒られなかったのは少し驚いてます」
「あはは ルミちゃん 前にお父さんに怒られてたねw」
「あの時のお父さんは少し怖かったなー」
「確かに 娘に甘々なお父さんが怒ってた時は 私もびっくりしちゃったわw でもね あれもお父さんがあなたがきちんとした大人になって欲しいから 叱っていたのよ わかった?」
「はーい...」
そう返事をし、しょぼんとしていると、母から提案をされた。
「ねー ルミちゃん 今お母さんがやってるとこ ルミちゃんもやってみない?」
「お母さんがやってること もしかして 楽器のこと?」
「そー ルミちゃんはもっと趣味的なものを増やした方がいいと思うわ」
「趣味ですか?確かに最近は本も読むことしかしてないですね...」
「そう! だから明日暇があるなら お母さんの所に来てくれない?」
「明日ですか... 」
明日はお父さんと昼から約束があるけど それまででだったらいいか。
「いいですよ」
「ありがとう!」
そう言うと、母はルンルンと喜んでいた。
共通の趣味を持った人がいなかったので、これでできると喜んでいるのだろう。
自分的にも、前の世界でやってなかったことをやってみるのも、ありだなと思った。
そう思っていると、母から言葉がきた。
「ところで、ルミちゃんはまだ身体あらってないでしょ? だから背中はお母さんが洗ってあげます!」
「ありがとうございます!」
と私は笑顔で答え、背中を洗ってもらい、また母と軽い会話をして、風呂から上がった。
自分の部屋に戻った私は、明日は忙しい1日になりそうだなーと思いながら 眠りについた。
また 5話の繋ぎ話だから バリ短いです
5話は4月17日投稿します




