第8話 沈黙の食卓Ⅱ
誰かが死ぬ度に、料理の数が減っていく。
最初は押し付けあってた人たちも次第に無言で選んでいる。
─そして、気づけば残りの参加者は7人まで減っていた。
俺、まどか、緑也は運がよく、未だに毒をを引かなくて生き残っていたが、何か嫌な予感がする...
すると、また目の前に料理が出てきた。今度は7つだ。
いつものように緑也は真っ先に選んで俺とまどかは緑也に続くように選んでいく。
「うむ、今回の料理も美味いのう!」
今回は緑也がケーキを選んで俺はマカロン、まどかは寿司を選んでいた。まぁ、もう何を食べようが関係ないけどな。
「グッ...!」
そして、また一人毒で死んでしまった。これで残りは6人だ。
─次が終われば、最終試験。
また目の前に料理が出てくる。今度は6皿だ。緑也がいつものように最初に選んで俺とまどかは続くように選んで食べていく。ほかの3人も次々と料理を選んで食べていく。
「なんじゃ、今回も大丈夫そうじゃの!」
緑也がガハハッ!笑っているのを見て俺とまどかはホッとした。俺とまどかも毒では無さそうなので3人で次の試験にいけると思ったからである。
その瞬間、緑也の顔が青ざめ咳き込んでいる
「緑也!大丈夫か!」
「グッ...!ゲホッ!」
緑也が血反吐を吐いている...ここまで弱った姿を見るのは初めてだ...
「おい、緑也!しっかりしろ!お前はこんな所で死ぬような奴じゃねぇだろ!」
...なんでさっき知り合ったばっかりの人に情が湧くんだろう...ほかの人の死に様を見てもこんな気持ちにはならなかったのに。
あぁ、そうか。緑也の戦い方や性格を見てかっこいいと思ってたのか。昔、憧れてた人に似ていたから緑也にもこんな感情になるのか。
俺は弱い。頭脳もなければ運動神経も学校の中ではいい方なだけで、本格的な戦いとなると足手まといだ。だが、緑也の姿を見るとかっこよく思える。性格はまぁ、あれだが...姿はかっこいい。俺もあんなふうになりたいと思えた。
「...そんな顔をするなレオ。わしは大丈夫じゃ...」
苦しそうにしながら緑也は立ち上がる。顔色は悪そうだが、まだ生きている。
すると、緑也は何やら集中していると顔色が良くなってくる。
「毒が無効化された...?」
まどかがそういうと、緑也はニカッと笑みを浮かべる
「ガハハッ!やっぱりわしは最強じゃー!」
緑也以外の人はみんな唖然とした顔で緑也を見つめる。もちろん神もなんでこいつは生きてるんだという顔をしている。
「おまッ...!なんで生きてるんだ!」
神が焦ったように言うと、緑也が言い放つ
「知らん!毒耐性でもついたんじゃろ。わしは最強じゃからな!」
─神の焦った顔が妙に印象的だった
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