第5話 戦闘狂
この回から2日おきに投稿します!
─時は少し遡り殺し合いが始まる前の三人一組のチームを作る時になり視点は斬橋緑也に移り変わる─
「三人一組のチームか...誰とチームになろうかのー」
わしの名前は斬橋緑也。16歳の高二じゃ。ある人に勝つために日々、剣術の鍛錬をしておる。まぁ、その話はおいおい話そう。そんな中、いきなりデスゲームに巻き込まれてしまったんじゃが、わしは野性的な勘と頭の回転の速さ、そしてスピードを活かして次々とクリアしていったんじゃが、第三試験の時に三人一組のチームを作れと言われたので相手を探しておったんじゃ
「んー...誰がいいかのう...」
探していると歳の近そうな男女がいたもんで話しかけたんじゃ
「おーい!そこの男女ー?わしとチームを組まんか?」
その男女は驚いていたっぽいが無事にチームになれたようじゃ。どうやら、赤國レオと炎華まどかというらしい。武器を選ぶ時に愛刀が良かったんじゃが、ダメと言われてしまったもので仕方なくほかの刀を選んで行ったらゲームが開始して森の中に転送されたのじゃ。転送されてから一気にワクワクが止まらなくてレオ達を置いて突っ走ったんじゃ
「ガッハッハッ!敵じゃ!戦いじゃ〜!!」
近くにいた者達を次々と斬り、次々と倒していったんじゃ
「ハッ!あの人の言ってた通りじゃ!楽しいんじゃのう!殺し合いって!」
次々と悲鳴があがっているが、わしは何も気にせん!
「勝負じゃ勝負じゃー!」
そして少し腕の立つ奴が現れて純粋な剣術勝負が始まる
「さぁ!わしと勝負じゃ!」
相手は二刀流の若造のようじゃ。相手の構えから察するになかなかの実力者のようじゃ。わしが飛びかかって斬ろうとすると相手の足音が消え姿もいきなり消えて気づいたら後ろにいた
「何っ!?」
相手は無言で刀を振るってきたがわしはすぐさま対応して刀の側面で受けると金属音が鳴り響く。こいつ...なかなかに速いぞ...わしより速いかもしれん
「ハッ!お前、なかなかに速いし...剣術の腕前も相当じゃな!名前はなんていうんじゃ!」
するとそいつは
「...夜桜龍緋だ」
「夜桜...じゃと?まさか!夜桜流剣術の使い手か!」
なぜわしが夜桜に反応するのかというのある人が夜桜家剣術の使い手じゃったからじゃ
「なるほど...それでそんなに強いのか!」
わしはある人に教えてもらった夜桜流剣術を存分に使って戦っていく。気配を消したり足音を消したりさらには呼吸も制限して戦う。
夜桜流剣術は華やかでありながらもどこか切ない印象を持たせる剣術じゃ。
「...なぜ龍緋はこのゲームに巻き込まれたんじゃ?」
戦いながら問うと
「...さてね。お前こそ、なんで巻き込まれてるんだ」
龍緋はぶっきらぼうそうに答える
「ガハハッ!なんでじゃろうな!」
まぁ、わしは細かいところは気にしない性格じゃしな
「...というかお前、名前なんなんだよ。聞かれたから俺は答えたのにお前は答えないのかよ」
と龍緋が不満そうに言う
「ん?そうじゃった!わしは斬橋緑也じゃ!」
と言いながら剣を振りまくる。答えたのに無反応なこいつには少しムカついているが...まぁよいじゃろう!
そしてわしが飛びかかり一気に斬り込む。
しかし、龍緋の姿が一瞬消えた
「...上か!!」
真上からの鋭い一閃が飛び、わしは瞬時に地面に転がるように避け、刀を構えて立ち直る。
次の瞬間、わしは踏み込み直し、間合いを詰める。
龍緋も間合いを詰めにきて互いの刃が交差する。
龍緋の軽やかな二刀流の剣捌きでわしはどんどん押される。...押し返せない!
龍緋の剣はわしに似て、刃が消えたように見える程の素早い振りじゃ。
「クッ...!」
少しずつ斬りつけられていき血が滲む。徐々に押されて焦り始める
「はぁ、はぁ...龍緋...なかなかやるの!」
わしの得意な圧倒的なスピードを活かして押されていた状況を逆に押し返し四方八方から斬りかかる。
音が遅れて聞こえるような圧倒的なスピードで。
そしてお互い間合いをとり、息を整える。
─ここでは、お互いは攻撃しない。なぜなら、ここで攻撃をしたら剣士の恥だというのを、お互いわかっているからである─
「...なかなかやるじゃないか、緑也。だが、これで最後にしよう」
と龍緋が言い
「あぁ、そうじゃな!」
そして2人とも、本気になり空気が変わる─
剣の交わる音が響き両者の呼吸が1つになった時、勝負がつく。─勝負は一瞬だった、龍緋が緑也を切りつけることに成功したがその一瞬の隙に緑也は龍緋の首を刎ねることに成功する─
「...ガハハッ!ついに...倒せたぞ!龍緋、いい勝負じゃった。安らかに眠れ」
わしは満足そうな笑みを浮かべながら、わしは相手に手を合わせる。
...周りから見たら短い勝負に見えたじゃろうが、わしらにとっては永遠とよべるような戦いじゃった。
どの動きが最適解か、相手が何を考えてるのか、頭をフル回転させて戦った。本当に満足じゃ。
わしはすぐさま自分の怪我を止血し周りに挑発をするように
「ハッ!お前ら!わしと勝負じゃ!ガッハッハッ!」
四方八方から敵が襲いかかってくる。じゃが、わしには問題ない。みな斬ればよい。それがわしの戦い方じゃから─
「ほれほれ!もっとかかってくるのじゃ!」
そして、緑也は周辺の人を殺し尽くしたのであった。
森が静まり返る。
さっきまでの悲鳴も、金属音も、全てが消えていた。
ただ一つだけ─
「ガッハッハッ!!」
その笑い声だけが、森の奥で響いている。
神は一瞬、黙った。
「……あれは、ちょっと想定外だな。」
少し沈黙がする
「......だが、あいつはまだ“使える側”だな」
そして同時に
「……今の、何だ?」
レオは足を止める。
森の空気が、明らかに変わっていた。
「まどか……今の、聞こえたか?」
返事が来るより先に、
森の奥からもう一度、笑い声が響いた。
「ガッハッハッ!!」
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