透明な魚の骨 2016/4以降
この生き方しか知らないこと
他人にとって無価値だって知ってる
曖昧な笑顔が 気持ち悪いといわれても
都合がいいやつだと陰で嗤われても
ただこれが孤独だと知っても
それなら たった一人の孤独でいいよ
泣きたくなるようなさみしさも
こんな侮辱を受ける意味はないだろ
生きやすい世の中だけを願うよ
簡単に生きることなんかじゃない
ただ息をしたいんだよ
真冬のかぜが骨身に染みる
孤独でるあるほうがずっとましだ
無関心が残酷だと知っていても
心を凍てつかせる以外に呼吸もできないんだよ
涙なんてでやしないよ
唇が歪んだ笑みをかたどって
相手の顔色をうかがって
自尊心もプライドも砕かれて
僕は何度も殺されてる
あぁ 僕の顔が醜いって嗤う
笑顔が腐ってるってるって投げつける
こんな卑屈な僕がきれいになれるわけがない
騙されたほうが悪いとわらわれる
神様が救ってくれないと知れば
強くなるほかなくて 耐えられるか
常に業火にあぶられて 生きてる
あぁ 誰も裁いてくれない
過ぎ去った亡霊あつかいだ
今だけをすごせれば 世界も開くのか
わかってるんだ 閉じた世界だって
でも それが僕を殺し続ける
麻痺するしかない 今日も僕はわらってる
誰かへの憎しみが
またひとつ僕のトゲになる
誰かを傷つける誰かになりたくはないけど
僕は僕らしい何かも忘れたんだよ
弱くていいよ 棘だらけで愛されないから
閉じた世界が僕を殺すなら
僕は僕を殺し続けるしかない
もう とっくに腐ってるんだ
まだ 僕が生きてると思ってるのかい
せいぜい ゾンビがいいところだ
腐っても生きてる 殺しても生きてる
死んでないから 生きてる
なんで息をしてるんだろ
誰の許可もなく
誰かのために生きてるわけじゃないはずなのに
僕は息をするのも 誰かの許可がいる
あるいは もうとっくに僕は亡霊で
誰にも見えない 真っ黒だ
もう 僕は僕の生き方も忘れて
ただ呼吸してるんだ
強くなんて生きられない、生きてるだけで精一杯。




