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作詞したかった頃の詩片  作者: 黒使
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6/8

死神のスープ

僕は今日も薬をにぎりしめて

そうして飲み下す

数えるのも馬鹿らしくなった

手からこぼれそうなほどの錠剤ドラッグ


脳が電気信号ならどうかもう開放して

薬でごまかしたシグナルじゃなく

ただの電気信号を流して体も勝手に動けばいい


薬を燃料にして僕は動いてる

そうして腐ってく

もう脳は正しいシグナルも出せず

ごまかされた信号に従って笑ってる


嘘をつくなんてもんじゃない

もう自分さえ騙されて見失ってる


ガリガリと削り音をたてて

何かが削れていくんだ

そうして誰かがそれを飲み込んでる


叫ぼうとして声が出ないと気づいて

景色がゆがんで見える


僕が飲んでた薬はなんだったの


右目なんてなんてもう空洞だ

左目は解け始めてる


今日飲み込んだ薬は誰かの叫び

誰かが溶けて削られて

今日も薬になって消えていく


薄い味 軽い絶望なんてただのあきらめ

争わないことが 無感動にさせてる

満たされすぎて 価値を見いだせないまま

今日もう薄い死神のスープ

絶望と嘘はスパイスで

魂を銀のスプーンでひとすくい

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