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修行開始です…?③

二話連続投稿!確認してください♪

「よう力也!来たな」


「へぇ、彼が」


トレーニング場所に行くとカルタともう一人、グレーの髪をしたオッサンがいた…いや、オッサンてほど年はいってないのか?分からん…


「どうも…そっちは?」


「あぁ、この人は騎士二番隊隊長のカール・マッキンリーだ」


「二番隊隊長のカールだ。よく年増に見られるがまだ29だ」


そう言って手を出してくる


「ってえぇ!!?29!?てっきり40前後かと…」


「む…」


「ハッハッハッ!言ったろカール?無理だって」


「え、え?カルタって31っていってたよな?まさか年下?え?まじで?」


「あぁ、おおまじだよ。くくくっ、まぁどうみても壮年のオッサンだよな!」


今にも腹かかえて笑い出しそうな雰囲気がトレーニング場全体に広がってる。てか打ち合いしながら笑うな危ない


「はぁ、よく笑った。よし、力也、お前創造属性だったな?」


「あぁ」


「カールも創造属性なんだ。これからはカールに教えてもらった方がいいんじゃねぇか?」


!なるほど、それはありがたい


「それは願ってもないな。魔法のまの字も知らねぇから教えてほしい。あぁ、本をよんで魔力を感じろとか合ったんだが、全く分からん。なんなんだ?魔力って?」


「なんだ?魔力を感じようとしてるのかよ。それじゃあ魔法のまの字も知らないとは言えないなぁ…てか無理だったのか。魔術師隊の方にいった勇者様は五分で下級魔法だが魔法を放ったらしいぞ?」


…英雄と比べないでほしい


「まぁそれは才能の問題だ。どうしようもない、あまり言ってやるなカルタ。力也とか言ったな、お前は何となく俺に似てる気がする」


「え?俺そんなに老けてる?」


「そこじゃない!」


隣でカルタが爆笑してる…いや、結構心配なんだが


「俺とタイプが似てるってことだよ。まぁよく分からんと思うがいい。力也、お前武器はなにか使えるか?」


「武器?武器なら一通りなんでも…そこらの櫛や木の枝、石ころでも殺しの道具にするのが家の流派だったから…」


「むむ、なら一番使いやすいのはなんだ?」


「使いやすい?やっぱり刀だな」


「ならそれでいい。何時も使っていた得物があるだろう?それを思い浮かべろ」


「?思い浮かべたぞ」


「なら、それを持ってるイメージだ。体も持ってる体制に、いつもどうやって振ってるか、それも具体的に、思い浮かべろ。イメージが大事だ」


…刀、ガキの頃から振ってきた相棒、名刀とかではなかったが、慣れ親しんだ得物だ

…大丈夫、すぐ思い浮かべられる。わかる、手に持ったときの感触まで

何年も振り続けたんだ、忘れるわけがない

必ずはじめは刀の素振りから始めた…思い出せる、重さも、なにもかも!


「振ってみろ!」



「はっ!」


何時ものように、ゆっくりと振りかぶり


…静かに振り下ろす


その瞬間、何かが俺の中から抜け出していった感じがした


スッという音と共に、目の前にいつの間にかおかれていた藁人形がまっぷたつに切り裂かれる


…!!?気付いたら手の中に一振りの刀が収まっていた…重さも、感触も、相棒そっくりの刀が


「…本当に出来るとはな。流石はカール、人を育てるのがうまいな。やっぱり結構年いってんだろ」


「黙っててくれ。確かに出来るとは思っていたが、まさかたった一振りで成功させるとは…おい!力也!」


「…なんだ?」


「その刀、どれ程の思い入れがあった?」


「これか?これはな、5才の誕生日に貰ったものなんだよ…それから毎日、毎日、振り続けてきた。最初は重くて持つこともままならなかったが、それでも毎日。手にあると落ち着く、そのくらいだ」


「そうか…創造魔法ってのはよ、本人の創造力がものをいう魔法のなかでもそれがすごく顕著な属性なんだ。どれだけ造り出したいものを思い浮かべられるか、それが重要…まぁ具現化するものが複雑になればなるほど消費魔力がでかくなり、含有魔力以上のものは造れないがな」


なるほど…

手にもつ刀を見てみる…うん、相棒そっくりだ


「創造魔法の利点、分かるか?」


「…いや、他の属性でも武器の具現化はできるだろ?しかも属性付きの」


「やっぱり文字だけ見てるとそうなるわな…まぁ簡単に利点をいうとだな、お前みたいなタイプにぴったりなんだよ、創造属性は」


「…は?」


「お前はよ、武器使って戦うのが好きだろ?」


「まぁ」


「ならよ、他の属性に適正があったとして、どうやって戦う?」


「そりゃ武器を具現化してだろうな。属性付加がついてるなんて一石二鳥だろ」


「そうかんがえるよな?だがな、実際はそんなうまい話じゃねぇんだよ」


「なに?」


「他の属性で武器を具現化した場合、具現化し続けてる間ずっと、魔力を送り続ける必要がある。かなりの魔力をもってなきゃまずそんな戦い方はしない」


「…つまり、創造属性は具現化したら持続に魔力消費がない、と?」


「あぁ。振り下ろしたとき、体から何かが抜けてく感じがしなかったか?」


「あぁ…なんか力が奪われる感じだったな」


「それが魔力だ。今はあるか?」


「いや、ない」


「だろう?他の属性で武器を具現化したら常に魔力を持ってかれるからな、燃費が悪いんだ。基本的に使うやつは膨大な魔力量か、一時的に出して使うか、バカかだ」


「なるほどな…何だかんだで俺は自分に一番あった力を手にしたってことか」


「そうなるな…まずはその魔力、感じれるようになるのが先決。そのあとはどれだけイメージできるかが問題になってくるからな。具現化したいものは常に身に付けて触ったりするなどしてれば形は真似できる。だがな、ここからが最大の利点だ」


「まだなにか?」


「あぁ、創造魔法ってのはよ、そのまんま術者の創造力がものをいう。ここでできるのが、他の属性にはない、条件付加だ」


「条件付加…?」


「まぁよく聞け、これはな、他の属性にはないんだが、お前、絶対に敵を切る剣って見たことあるか?必ず当たる矢って存在すると思うか?」


「…まさか」


「そのまさかがあるんだよ。だがな、それに成功したものはほぼ存在しない。そんなことができれば直ぐにでも世界ランカー入りだな。今の世界でできるやつなんざごく数人だよ」


それでもいるのか…すげぇ


だがそれだけイメージすることができて、恐らく、かなりの消費魔力だろうな


「なるほど…創造属性ってのはなかなか俺の努力が反映されやすいのかね」


「あぁ、創造属性は他の属性より努力が実りやすいといわれている。やればやるだけ、効果が出るんだ」


「おもしろい!」


やってやるぜ!


「だがな、力也」


「なんだよカルタ」


「まずは力加減を覚えなきゃな」


「…そうだった」

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